新つみたてNISAは上限解除?メリット最大限でデメリット最小限にするには

ノウハウ

こんにちは!
つみたてNISA、ロボアドバイザーのウェルスナビ、株価指数CFD、仮想通貨等に
2018年からドルコスト平均法をメインとして投資し続けて、
2024年1月現在の成績は、投資額約1,500万円に対して評価額約3,000万円に達し、

某大手企業の財務部門で日夜、数100億円や1,000億円超の投資内容を分析、
評価しているサラリーマン投資家ヒロヒロが、

投資初心者のために、つみたてNISA上限について、
そもそも、つみたてNISAって何?っていうところから、
旧つみたてNISAと新つみたてNISAの違いを中心に、
ヒロヒロ自身の実体験も交えながら、誰よりも詳しく、分かりやすく解説します。

ヒロヒロは、2018年から2023年まで、旧つみたてNISAをやりきって、
2024年から新NISAへの移行に対応するため、つみたて設定を済ませましたが、
この記事を書くにあたって調べた結果、初めて知ったこともたくさんありました。

つみたてNISAは、2024年から、上限を中心に大幅な限定解除がされているので、
つみたてNISA上限をよく理解しておかないと、つみたてNISAの素晴らしい恩恵を
十分に受けられなかったり、気づかないうちにうっかり、上限をオーバーしてしまって、
損をしていた!なんてことにもなりかねないので、
是非、この記事を読んで、ポイントをおさえておきましょう

つみたてNISAの上限

但し、投資や資産運用は、元本割れなどのリスクを伴うので、
余剰資金と自己責任で行って下さい。

つみたてNISAとは

まず、そもそも、つみたてNISAとは何?ってことなんですが、
国が国民に対して、資産を増やしてね、とエールを送っている、と言っても過言ではない、
非課税などの優遇措置をとった、大変にありがたい制度で、2018年に始まりました。
最大の特徴は以下の2つで、18歳以上の日本国居住者が対象となっており、公務員も可能です。

  • 金融庁への届け出が必要で、なおかつ金融庁の厳しい条件をクリアした商品のみが対象
  • 売却時の利益や分配金で得た利益にかかる税金が、全額、免除

出典:金融庁 NISA特設WEBサイト>ちょっと注目>教えて虫取り先生
出典:金融庁WEBサイト「つみたてNISAとは?」

つみたてNISAの上限とは

非課税となる投資金額には、下の表の様な上限が定められているので、
この上限となる投資金額のことを、つみたてNISAの非課税対象の上限投資金額
という意味で、よく、上限上限と言われます。

  • 一人一口座
  • 毎年40万円まで、かつ20年間まで
  • つまり、40万円✕20年間=最大800万円の投資まで
  • 投資可能期間は2018年から2023年まで

   出典:金融庁WEBサイト「つみたてNISAとは?」

つみたてNISA上限額を超えて投資をしてしまうと、課税対象になるので注意が必要です。
つみたてNISA上限額を超えて投資できない仕組みをとっている金融機関が多いとは思いますが、
分配金が支払われた場合の扱いが、「再投資」を選択している場合、
上限を超えて投資することになれば、課税対象となってしまいます。

分配金が支払われた場合の処理が、「受け取り」でになっていれば非課税なので問題ありませんし、
そもそも、分配金が支払われていなかったり、つみたて金額と分配金を足しても上限
達していなければ、課税対象にはなりません
出典:SMBC「つみたてNISA(積立nisa)、月々の上限額はいくら?上限を超えたらどうなるの?」

では、つみたてNISAを上限額まで利用するメリットとデメリットは何でしょうか?
先に結論を言ってしまうと、投資の利益が出た場合には、利益に対する非課税枠と複利効果や
手数料が無料などのつみたてNISAの恩恵を最大限、享受できる。

逆に、投資の損益が出た場合には、損害額が最大になる、ということにつきますが、
強いて付け加えるなら、先ほどお話しした、分配金が出た場合には、非課税の上限額を
超えてしまう可能性が出てくるので、少し注意が必要、ということくらいです。

元本割れのリスクがあることは、投資や資産運用そのものの性質であり、
つみたてNISA特有のリスクではありませんので、つみたてNISAを上限額まで利用する
デメリットにはなりえないことは理解いただけると思います。

また、損失が出た場合に、他の口座の利益と相殺できないことも、
つみたてNISA上限額まで利用するデメリットというよりは、
つみたてNISA自体の性質と考えるべきでしょう

つみたてNISAと一般NISAの違い

NISAには、つみたてNISAの他に、一般NISAやジュニアNISAがあり、
以下の表の様に、非課税上限投資金額や非課税保有期間、投資可能商品などが異なります。

つみたてNISAは、その名の通り、つみたて投資を目的とした優遇制度なので、
一般NISAよりも年間投資金額は少ない一方で、保有期間は長くなっているのが特徴です。

そして、つみたて投資の狙いは、投資時期を20年などの長期にわたって分散させて、
対象商品の値が上がろうが下がろうが、買える数量だけを、ひたすらコツコツと
機械的に買い増しし続けることによって、20年トータルの期間で見た場合には、
不要に高値で購入し過ぎてしまったり、
逆に安値で買えるチャンスを逃さずに、投資リターンを安定化させるところにあるので、
いわゆる、ドルコスト平均法という、王道の投資手法をとっていることになります。

つみたてNISAと一般NISAの投資金額は、いつでも変更できるものの、
つみたてNISAと一般NISAのどちらか片方しか選べませんが、
2023までで終わった制度なので、既に、旧NISAとか、旧つみたてNISAなどと呼ばれ、
2024年からの新NISAでは、非課税上限投資金額や非課税保有期間には、
かなり、思い切った限定解除がされ、しかも両方が併用できるようになったなど、
大きく刷新されたので、最近、ものすごく関心が高まっているのです。

つみたてNISAと一般NISA

出典:金融庁WEBサイト「NISAとは?」

iDeCoとNISA、つみたてNISAの違い

NISAと同じくらいよく聞く、iDeCoとNISA、つみたてNISAとの
違いも押さえておきましょう

iDeCoは、税金に関して、NISAやつみたてNISAと同様に、運用で増えた利益が
非課税になるのに加えて、さらに優遇措置があるのが魅力ですが、
個人型確定拠出年金という名の通り、年金ということなので、
運用期間が60歳までとされており、60歳までの途中引き出しができません

ヒロヒロは、この60歳までの途中引き出しができない、というところが窮屈に感じたので、
iDeCoは選択しませんでした。
ちなみに、iDeCoとNISA、もしくは、iDeCoとつみたてNISAの併用はできます。

iDecoとNISAの違い一覧表_SMBC

出典:SMBC「iDeCo、NISA、つみたてNISA、どれを始めるとお得? 制度の違いや併用についても解説」

新つみたてNISAとは?2024年から何がどう変わった?

では、旧NISAから新つみたてNISAになったら、何がどう変わったのかを確認しましょう
上限額など、旧つみたてNISAとの違いをおさえてしまえば、理解が早いです。

旧NISAから新NISAに、何がどれだけ変わったのかは、下に示す金融庁WEBサイトの一覧表に、
全てのエッセンスがしっかりと書かれているので、ポイントをおさえてしまいましょう

✔ まず、年間非課税投資枠の上限が、40万円から120万円に大幅アップし、
   非課税保有期間が、20年間から無期限になっています。
 非課税保有限度額は1,800万円なので、もし、年間非課税投資枠の上限120万円ずつ、
 つみたて投資した場合は15年で上限に達しますが、旧つみたてNISAでは、
 40万円✕20年間=800万円が上限でしたので、1,000万円も増額されています。

✔ そして、非課税保有期間が、20年間から恒久になっているので、
   20年以上、保有し続けても、課税はされません

✔ さらに、旧NISAでは、一般NISAとつみたてNISAの片方しかできなかったのが、
   つみたて投資枠と成長投資枠の両方を併用することができるようになっています。
   ただし、非課税保有限度額は、つみたて投資枠と成長投資枠の合計で1,800万円で、
 成長投資枠のみの限度額は1,200万円となっている点は、頭の片隅においておきましょう

✔ 非課税保有限度額の注記※に、※簿価残高方式で管理(枠の再利用が可能)とありますが、
   これは、保有金額が上限に達しても、保有中の商品を売却すればその分はリセットされて
   非課税保有枠が再利用可能になる、という意味で、旧NISAにはなかったルールです。
   ちなみに、旧NISAのつみたてNISAと、新NISAのつみたて投資枠の対象商品は、同じだそうです。

✔ 最後に、現行制度との関係、つまり、旧NISAとの関係についてですが、
   旧NISAで投資した商品については、新NISAとは全く外枠で管理され、
   ロールオールオーバーはされない、と書かれています。
 実際に、ヒロヒロのSBI証券の口座管理画面でも、しっかりと2つ、
 別々に管理されていますので、旧NISAの方は、非課税保有期間の20年間に達するまでに、
 忘れずに売却しようと思っています。

旧NISAと新NISAの違い一覧表_金融庁

 出典:金融庁WEBサイト「NISAとは?」

ところで、銀行貯金って意味ある?

ここまで、この記事を書いてて思ったのが、ヒロヒロも、ある程度は銀行貯金あるし、貯金箱での、いわゆるタンス貯金もしてるんですが、新たに、新NISAの成長投資枠での資産運用にあてた方がいいんじゃないかと。。。

だって、利益に対して課税されないし、いつでも引き出せるし、一旦、売却してしまえば、
非課税枠もリセットされるんでしょ! 

銀行貯金やタンス貯金意味は、全く利子つかないから、意味ないよね?

まぁ、そこは、投資や資産運用に絶対はないし、ある程度は現金も持っておきたいので、
現金貯金やタンス貯金を新NISAの成長投資枠に回すのは、やめておくにしても、
日本株の個別銘柄は、少し損切りさせても、とっとと売却して、新NISAの成長投資枠に
回したくなってきました。

ちなみに、新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠の対象商品の利回り実績は、
こちらのサイトで確認できるので、とても便利です。
MINKABU>投資信託ランキング>新NISAつみたて投資枠利回りランキング
MINKABU>投資信託ランキング>新NISA成長投資枠利回りランキング

じゃあ、いったい、新つみたてNISAでお金がどのくらい増えるの?ということについては、
誰でも無料で簡単にできるシミュレーションのやり方を別記事で紹介し、
新つみたてNISAの始め方やおすすめ銘柄についても触れていますいますので、
是非、こちらの記事も参考にして下さい
参考記事:積立nisa20年後いくら?超簡単シミュレーションのやり方と始め方

つみたてNISA以外にも、固めの資産運用をしたいなら、ロボアドバイザーの
ウェルスナビがおすすめです。
参考記事:最強ロボアドバイザーは?徹底比較ランキングと絶対チェックすべき3点
参考記事:ウェルスナビが6年目で1.5倍!特徴と資産運用実績、利回りを公開

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