最初に|クレカ積立投資でもらえるポイントは「2種類」ある
NISAなどでクレカ積立で投資信託に投資する場合、
ポイント還元は以下の2種類があります。
① クレカ積立によるポイント
→ 毎月の積立額に対して付与されるポイント
② 投信マイレージ(保有ポイント)
→ 投資信託の保有残高に対して付与されるポイント
この2つを合算しないと、正しい比較はできません
クレカ積立の仕組みを初心者向けに解説した記事はこちら
関連記事:クレカ積立おすすめ比較|SBI・楽天・マネックスどこが一番お得?【2026年版】
本記事の比較カード(重要)
本記事では以下の3パターンで比較します。
- 三井住友カード(一般)
- 楽天カード(一般)
- 楽天カード(ゴールド)
理由はシンプルです。
三井住友カード(ゴールド)は、
- 年会費5,500円がかかる
- クレカ還元率は、
カードランクと利用額で決まるが、
クレカ積立は利用額に含まれない
つまり、
積立投資以外の利用額が大きくなければ
年会費を取り戻せず、メリットが出にくい構造
のため、本記事では除外しています
①クレカ積立還元率の決まり方
三井住友カード
上でも書きましたが、
- カードランク × 年間利用額で還元率が決定
- 積立額は利用額に含まれない
そのため、投資だけでは還元率が上がりにくいです
楽天カード
- カードランク × 投資信託銘柄で還元率が決定
- 利用額は関係なし
投資だけでも還元率の最大化が狙えます。
出典:楽天カードクレジット決済のポイント還元率 | 投信積立 | 投資信託
比較する投資条件
以下の内容で投資するケースについて、
比較します。
- 年間積立額:120万円(毎年年初に投資)
- 運用利回り:年10%
- 期間:10年間
- 銘柄:eMAXIS Slim S&P500
NISAで毎月いくら積立するべきかはこちらで解説しています
▶ NISAは毎月いくら積立する?平均額とおすすめ金額を投資経験7年の私が解説
①クレカ積立ポイント
各カードのクレカ積立ポイント還元率は
- 三井住友カード(一般):0.5%
- 楽天カード(一般):0.5%
- 楽天カード(ゴールド):0.75%
※S&P500など低コストファンドの場合
ですので、
各カードのクレカ積立ポイントは
以下になります。
- 三井住友カード(一般)
120万円 × 0.5% × 10年 = 60,000ポイント - 楽天カード(一般)
120万円 × 0.5% × 10年 = 60,000ポイント - 楽天カード(ゴールド)
120万円 × 0.75% × 10年 = 90,000ポイント
出典:
SBI証券|クレカ積立(公式)
楽天カードクレジット決済のポイント還元率 | 投信積立 | 投資信託
楽天カードの詳細はこちら
▶ 楽天証券のクレカ積立の還元率は?0.5%に下がった今でもお得か解説【2026年版】
三井住友カードの詳細はこちら
▶ 三井住友カードの投信積立|NISA満額120万円で年間いくらポイントもらえる?
年会費
各カードの年会費は、以下です。
- 三井住友カード(一般):0円
- 楽天カード(一般):0円
- 楽天カード(ゴールド):年間2,200円 × 10年 = 22,000円
②投信マイレージの計算式
投信マイレージは、次の手順で計算します。
※カードランクは関係なし
- 年間投信マイレージ = 平均保有残高 × 還元率
- 平均保有残高 =(期首残高+期末残高)÷ 2
- 還元率(S&P500)
・三井住友(SBI証券):0.028%
・楽天(楽天証券):0.028%
出典:
SBI証券
投信残高ポイントプログラム | 取引ガイド | 投資信託 楽天証券
資産残高の計算ロジック(重要)
本記事では、資産の残高を以下のように計算しています。
毎年、
(前年の期末残高+120万円)×1.10
つまり、
「毎年120万円を追加し、その年に10%増える」
というシンプルな複利計算です。
実際の運用実績を公開している記事はこちら
参考記事:新NISA積立投資枠は2年でいくら増えた?260万円投資の運用実績を公開
参考記事:仮想通貨積立投資7年の運用実績公開|元本282万円→現在413万円【毎月更新】
1〜10年目の残高と投信マイレージ
1~10年目までの資産残高と
投信マイレージを計算してみます。
1年目
期首残高
0円
期末残高
(0+120万)×1.10=132万円
平均保有残高
(0+132万)÷2=66万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
66万 ×0.028%=184.80pt
2年目
期首残高
132万円
期末残高
(132万+120万)×1.10=277.2万円
平均保有残高
(132万+277.2万)÷2=204.6万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
204.6万 ×0.028%=572.88pt
3年目
期首残高
277.2万円
期末残高
(277.2万+120万)×1.10=436.92万円
平均保有残高
(277.2万+436.92万)÷2=357.06万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
357.06万 ×0.028%=999.77pt
4年目
期首残高
436.92万円
期末残高
(436.92万+120万)×1.10=612.612万円
平均保有残高
(436.92万+612.612万)÷2=524.766万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
524.766万 ×0.028%=1,469.34pt
5年目
期首残高
612.612万円
期末残高
(612.612万+120万)×1.10=805.873万円
平均保有残高
(612.612万+805.873万)÷2=709.243万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
709.243万 ×0.028%=1,986.00pt
6年目
期首残高
805.873万円
期末残高
(805.873万+120万)×1.10=1,018.46万円
平均保有残高
(805.873万+1,018.46万)÷2=912.167万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
912.167万 ×0.028%=2,554.07pt
7年目
期首残高
1,018.46万円
期末残高
(1,018.46万+120万)×1.10=1,250.31万円
平均保有残高
(1,018.46万+1,250.31万)÷2=1,134.39万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
1,134.39万 ×0.028%=3,176.29pt
8年目
期首残高
1,250.31万円
期末残高
(1,250.31万+120万)×1.10=1,507.34万円
平均保有残高
(1,250.31万+1,507.34万)÷2=1,378.83万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
1,378.83万 ×0.028%=3,860.72pt
9年目
期首残高
1,507.34万円
期末残高
(1,507.34万+120万)×1.10=1,790万円
平均保有残高
(1,507.34万+1,790万)÷2=1,648.67万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
1,648.67万 ×0.028%=4,616.28pt
10年目
期首残高
1,790万円
期末残高
(1,790万+120万)×1.10=2,101万円
平均保有残高
(1,790万+2,101万)÷2=1,945.5万円
投信マイレージ
三井住友/楽天
1,945.5万 ×0.028%=5,447.40pt
投信マイレージ合計(10年)
10年間の合計を計算すると、
三井住友、楽天ともに以下になります
※カードランクは関係なし
- 三井住友:24,863ポイント
- 楽天:24,863ポイント
※各年ごとにポイントを計算し、
小数点以下は切り捨てて合計
トータル比較
①クレカ積立ポイント + ②投信マイレージ
- 年会費のトータル
を比較すると、以下になります。
- 三井住友カード(一般):
60,000 + 24,863 - 0 = 84,863ポイント - 楽天カード(一般):
60,000 + 24,863 - 0 = 84,863ポイント - 楽天カード(ゴールド):
90,000 + 24,863 - 22,000 = 92,863ポイント
※年会費も考慮してマイナスしています
証券会社ごとの違いは、
こちらの記事で詳しく比較しています
▶ 新NISA|おすすめ証券会社はどこ?SBIと楽天が2強な理由を数字で検証
結論
投資だけで考えるなら、
楽天カード(ゴールド)が有利です。
理由は、年会費がかかるものの、
クレカ積立ポイントの増大分の方が
大きいためです。
楽天カード(一般)で積立投資をしている人も、
楽天カード(ゴールド)にした方が
メリットを最大化できる可能性があります
例外:三井住友ゴールドが有利になるケース
・年間100万円以上カード利用
・生活費をカードに集約
この場合、還元率が上がり逆転する可能性があります。
まとめ|結局どのカードを選べばいい?
本記事では、
「クレカ積立ポイント」と「投信マイレージ」の
両方を加味して比較しました。
その結果、結論は以下の通りです。
■ 投資だけで考えるなら楽天カード(ゴールド)が有利
・クレカ積立の還元率が高い(0.75%)
・年間利用額に関係なく、カードランクと
投資信託銘柄の組み合わせで還元率が決まる
・10年の比較では、最も多くポイントを獲得できる
⇒ 投資メインの人はこれがおすすめ
■ 年会費を払いたくないなら一般カード(三井住友/楽天)
・年会費無料でシンプルに使える
・クレカ積立還元率は、どちらも0.5%
・投信マイレージ還元率は、どちらも0.028%
※S&P500の場合
⇒ 一般カードでもポイント還元のお得感は十分
楽天経済圏なら、楽天を選ぶもよし
■ 生活費も含めて使うなら「三井住友カード」
・年間利用額が増えると還元率アップ
・投信マイレージは楽天より高い
※S&P500の場合
・日常支出をまとめると真価を発揮
⇒ 投資+生活費で使う人向け
■ 三井住友ゴールドが向いている人(例外)
以下に当てはまる場合は、
三井住友カード(ゴールド)も検討する
価値があります。
・年間100万円以上カード利用する
・固定費や日常支出をカードに集約できる
この場合は還元率が上がり、
楽天カード(ゴールド)と同等以上になる
可能性があります
クレカ積立おすすめランキングはこちら
▶ クレカ積立おすすめ比較|SBI・楽天・マネックスどこが一番お得?【2026年版】
最終結論(重要)
クレカ積立は、
「積立ポイント」+「投信マイレージ」
の合計で判断することが重要です。
今回の比較のように投資だけで考える場合、
三井住友カード(一般)と楽天カード(一般)
のポイント還元は同等レベル
楽天カード(一般)よりも、
楽天カード(ゴールド)の方が
メリットが高い可能性
があります
