新NISAで「月3万円」は少ないのか、
それとも十分なのか。
結論からいうと、
20年続ければしっかり資産になり得ます
まずは結果です。
- 元本:720万円(月3万円×12ヶ月×20年)
- 年利3%:約980万円
- 年利5%:約1,220万円
- 年利7%:約1,520万円
- 年利10%:約2,160万円
月3万円でも、時間を味方にすればここまで
増えます。
ここからは、根拠と現実的な考え方を解説します
月3万円を20年積立したシミュレーション
試算には、金融庁のシミュレーターを使っています
出典:金融庁「つみたてシミュレーター」
関連記事:【2026年版】新NISAで20年後いくら?超簡単シミュレーション方法
前提条件は以下のとおりです。
- 毎月3万円積立
- 期間20年
- 年利3%、5%、7%、10%で比較
- 複利運用
結果を利回りごとに見ていきます
年利3%の場合
- 元本720万円
- 最終資産:約980万円
- 利益:約260万円
比較的保守的なリターンでも、しっかり増えます
以下の記事で少額投資の考え方も解説しています。
参考記事:新NISAは月1万円でも意味ある?20年後のリアルな結果と結論
年利5%の場合
- 元本720万円
- 最終資産:約1,220万円
- 利益:約500万円
全世界株式やS&P500の長期平均に近い想定ですので
このラインをボーダーラインにする人も多いと思います
参考:オルカン投資の利回りはどれくらい?S&P500とどっちがいいの? – ココザス株式会社
年利7%の場合
- 元本720万円
- 最終資産:約1,520万円
- 利益:約800万円
全世界株式やS&P500の長期平均と
ほぼ同じ水準になります
但し、どんなに優秀なファンドでも
短期的な値動き、マクロ要因などによる
急落の場面は必ずあると思った方がよいです
年利10%の場合
- 元本:720万円
- 最終資産:約2,160万円
- 利益:約1,440万円
利益が、年利7%の2倍近くにもなります
積立10年の場合も同じようにシミュレーションして
一表にしました。
シミュレーション|月3万円積立投資
| 最終資産(利益) 月3万円×10年 ⇒ 元本360万円 | 最終資産(利益) 月3万円×20年 ⇒ 元本720万円 | |
| 年利3% | 約420(+60)万円 | 約980(+260)万円 |
| 年利5% | 約460(+100)万円 | 約1,220(+500)万円 |
| 年利7% | 約510(+150)万円 | 約1,520(+800)万円 |
| 年利10% | 約600(+240)万円 | 約2,160(+1,440)万円 |
年利が高くなるほど、10年から20年で急激に増えます
しかも、直線ではなく急カーブで増える!
これが複利の威力です
参考:実際の年利(ヒロヒロのつみたてNISAの場合)
私は、つみたてNISAでの積立投資を
フル期間・満額やっていました。
- 積立期間:6年(2018年~2023年)
- 積立金額:月3.33万円(年間40万円)
ちなみに、積立期間は終了していますが
今もガチホしています
実際の運用成績として以下の数字があるので、
金融庁「つみたてシミュレーター」を使って
年利がいくらだったのかを出してみました。
- 元本:240万円
- 最終資産:403万円
※積立終了した2023年時点
参考記事:旧つみたてNISAを6年間やり切った結果|選び続けた銘柄と運用実績
結果、この資産になる年利は17.6%でした。
新NISAで優秀なインデックスファンドを選べば、
このような超高年利も実現可能だと分かりました
では、年利17.6%を
シミュレーション結果の一覧表に加えてみます
シミュレーション|月3万円積立投資
| 最終資産(利益) 月3万円×10年 ⇒ 元本360万円 | 最終資産(利益) 月3万円×20年 ⇒ 元本720万円 | |
| 年利3% | 約420(+60)万円 | 約980(+260)万円 |
| 年利5% | 約460(+100)万円 | 約1,220(+500)万円 |
| 年利7% | 約510(+150)万円 | 約1,520(+800)万円 |
| 年利10% | 約600(+240)万円 | 約2,160(+1,440)万円 |
| 年利17.6% | 約990(+630)万円 | 約6,020(+5,300)万円 |
20年で平均年利17.6%なんて現実に出るのか?
というのはありますが、すさまじい増え方です。
あくまでシミュレーションですので
月3万円は少ない?結論:現実的で優秀
結論としては、
自分が実際に月3.3万円を積立した経験からも、
かなりバランスのいい金額だと思います
3つの理由を順番に解説します
無理なく継続できる
積立投資で一番重要なのは「続けること」です
無理に増やして途中でやめるより、
3万円を20年続ける方が結果は出やすいです
こちらの関連記事も参考にして下さい
▶ NISAは毎月いくら積立する?平均額とおすすめ金額を投資経験7年の私が解説
▶ 新NISAはいくらから始める?月1000円でもOK|無理のない決め方を解説
元本720万円は十分な土台
20年で720万円を積み上げられるのは
とても大きいです
今回のシミュレーションでは、
さらに運用益が乗ることで、
1000万〜2000万円のレンジに
到達することが分かりました
積立額を増やすか迷っている人はこちらもチェック
▶ 新NISAは月1万円でも意味ある?20年後のリアルな結果と結論
新NISAの非課税メリットが大きい
通常、株式や投資信託の利益(売却益・配当)には
約20%の税金がかかります。
しかし、新NISA口座での運用益は非課税になります。
参考:金融庁「NISAの概要」
これは非常に大きなメリットです
制度の全体像は以下の記事で詳しく解説しています
▶ 【2026年版】新NISAの非課税枠1800万円と旧つみたてNISAの違い
月3万円で1000万円を超えるのはいつ?
金融庁「つみたてシミュレーター」では、
目標金額に何年で到達するのかも
シミュレーションできます
結果は以下のとおりです。
- 年利3% → 約20〜21年
- 年利5% → 約17〜18年
- 年利7% → 約15〜16年
- 年利10% → 約13〜14年
- 年利17.6% → 約10〜11年
時間をかければ現実的に到達できます
月3万円じゃ足りない?
私の結論は「十分合格ライン」です
年利3~10%×20年で1000~2000万円は、
以下の2点も含めて考えれば、資産形成の
土台作りとしては優秀ではないでしょうか
- 貯金ではまったく増えない
- 他の投資では税金がとられるが
NISAではとられない
どうすればいい?
現実的な選択、考え方はとてもシンプルです。
- まずは月3万円を継続する
- 余裕が出たら増額する
順番を間違えないことが大事です
無理のない金額設定に関してはこの記事も参考になります
▶ 新NISAは月1万円でも意味ある?20年後のリアルな結果と結論
新NISAで失敗しないコツ
一番重要なのは、
- 長期・積立・分散を守ること
- 短期売買はしないこと
長期ってどれくらい?と思うかもしれません。
私は自分の投資経験と以下の金融庁資料から
最低でも5年以上、出来れば10年以上と考えています
参考:金融庁|NISAガイドブック
自分で最低ここまでは続けるという
年数を決めて、途中で相場が下がっても、
とにかく淡々と続けることが重要です
定額積立投資「ドルコスト平均法」では
相場が下がったときこそ、安くたくさん
買えるチャンスになるので、続けることで
ドルコスト平均法の効果を発揮します
商品銘柄を挙げるなら、
初心者には人気投資信託がおすすめです。
例えば、
- 全世界株式(オルカン)
- 先進国株式
- S&P500
などです
銘柄については、内容や過去のチャート、
信託報酬(手数料)等をチェックして選びましょう
参考記事:【2026年版】新NISA積立投資の始め方|旧NISA経験者が解説
私の場合は、
- 「積立投資枠」は先進国株式一択
- 「成長投資枠」ではS&P500など3銘柄
に定額積立投資をしています
参考記事:新NISA積立投資枠は2年でいくら増えた?260万円投資の運用実績を公開
参考記事:新NISA運用実績公開|積立投資枠の次に選んだ成長投資枠は正解だったのか?
まとめ
新NISAで
月3万円を20年積立する(元本720万円)と
こうなります。
- 年利3% → 約980(+260)万円
- 年利5% → 約1,240(+500)万円
- 年利7% → 約1,560(+800)万円
- 年利10% → 約2,160(+1,440)万円
- 年利17.6% → 約6,020(+5,300)万円
月3万円は物足りないように感じるかもしれませんが
現実的な積立額なのに期待リターンは優秀です。
重要なのは積立額よりもむしろ、継続することです
繰り返しになりますが、NISAという制度では、
利益に対する約20%の税金も免除されます
