新NISAの成長投資枠を使うと、
実際にどれくらい増えるのか
積立投資枠との違いは分かっても、
実際の運用結果が見つからず、
迷っている人も多いと思います
私は2024年7月から成長投資枠で
次の3銘柄を積み立ててきました
- eMAXIS Slim 米国株式
S&P500 - HSBC インド・インフラ
株式オープン - 野村 世界業種別投資シリーズ
世界半導体株投資
2026年9月21日時点では、
投資元本約244万円に対して
評価額は約320万円となり、
含み益は約76万円です
ただし、3銘柄すべてが
順調に増えたわけではありません
世界半導体株投資が大きく増える一方、
インド・インフラ株式オープンは
約4万7,000円の含み損です
この記事では、2年3カ月の実績と、
運用して分かった注意点を
実際の数字を使って解説します

この記事が向いている人と読むと分かること
この記事は、次のような人に
向けて書いています
【この記事が向いている人】
- 成長投資枠の実績を見たい人
- 積立投資枠との違いを知りたい人
- 成長投資枠の銘柄選びに迷う人
- 含み損が出たときの対応を知りたい人
- 成長投資枠を併用するか迷う人
この記事を読むと、次のことが分かります
【この記事を読むと分かること】
- 3銘柄を運用した最新実績
- 1年6カ月後からの損益変化
- 3銘柄を選んだ理由
- 成長投資枠を使って感じた注意点
- 向いている人と向いていない人
- 今後の成長投資枠の運用方針
積立投資枠の運用実績については、
こちらの記事で公開しています
参考記事:新NISAで月10万円積立した結果|2年半の運用実績公開【2026年7月版】

新NISA成長投資枠を2年3カ月運用した結果
2024年7月から2026年9月まで、
成長投資枠で3銘柄を運用しました
2026年9月21日時点の実績は、
およそ次のとおりです
(単位:円)
| 銘柄 | 投資元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| S&P500 | 131万 | 183万4千 | +52万4千 | +40.1% |
| 世界半導体株投資 | 41万6千 | 70万3千 | +28万7千 | +69.1% |
| インド・インフラ | 71万2千 | 66万6千 | -4万6千 | -6.5% |
| 合計 | 243万7千 | 320万3千 | +76万6千 | +31.4% |
※投資元本と評価額は、
SBI証券管理画面に表示された保有口数、
取得単価、基準価額から算出しています
- 投資元本は約243万7,000円
- 評価額は約320万3,000円
- 含み益は76万5,469円
- 3銘柄合計の損益率は約31.4%
- 3銘柄中2銘柄が含み益
- インド・インフラは含み損
※この結果は過去の運用実績であり、
将来の利益を保証するものではありません
S&P500は約52万円の含み益
eMAXIS Slim 米国株式
S&P500の実績は次のとおりです
- 投資元本は約131万円
- 評価額は約183万4,000円
- 評価損益は+524,810円
- 損益率は約+40.1%
3銘柄の中で、最も大きな
含み益を生んでいる銘柄です
AppleやAmazonなど米国の
代表的な約500社へ投資できることから、
成長投資枠の中心にしています
ただし、S&P500へ連動する商品でも、
為替や米国株式市場の影響により
評価額が下がることはあります
ファンドの運用方針や費用は、
公式情報で確認できます
出典:三菱UFJアセットマネジメント|eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
世界半導体株投資は損益率約69%
野村 世界業種別投資シリーズ
世界半導体株投資の実績は次のとおりです
- 投資元本は約41万6,000円
- 評価額は約70万3,000円
- 評価損益は+287,292円
- 損益率は約+69.1%
投資元本は3銘柄で最も少ないものの、
損益率は最も高くなりました
半導体関連企業へ集中しているため、
市場が上昇したときの利益が
大きくなりやすい一方で、
下落時の値動きも大きくなります
私は楽天ポイント投資で得た経験から、
世界半導体株投資を継続しました
楽天ポイント投資の実績はこちらです
参考記事:【実績公開】楽天ポイント投資を5年続けた結果|30万円になった運用実績と4つの戦略
インド・インフラは約4万7,000円の含み損
HSBC インド・インフラ株式
オープンの実績は、次のとおりです
- 投資元本は約71万2,000円
- 評価額は約66万6,000円
- 評価損益は-46,633円
- 損益率は約-6.5%
2026年1月時点では、
約2万7,000円の含み益でした
その後は値下がりし、
2026年9月時点では含み損へ転じています
この結果からも、一度黒字になった
投資信託が、そのまま増え続けるとは
限らないことが分かります
ただし、定額積立では価格が下がると、
同じ金額で多くの口数を購入できます
その後に価格が回復すれば、
平均購入単価を下げた効果が表れ、
損益が改善する可能性があります
一方、価格が回復しなければ、
積立を続けても利益が出るとは限りません
私は短期的な含み損だけでは売却せず、
最終的な結果を楽しみにしながら
当初決めた投資方針に沿って、
長期の運用を続ける方針です

1年6カ月後から利益は約22万円増えた
2026年1月5日時点では、
運用開始から1年6カ月が経過し、
3銘柄合計の利益は約55万円でした
2026年9月21日時点では、利益が
約76万5,000円まで増えています
| 基準日 | 運用期間 | 投資元本 | 評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年1月5日 | 1年6カ月 | 約222万1,000円 | 約277万2,000円 | +548,223円 |
| 2026年9月21日 | 2年3カ月 | 約243万7,000円 | 約320万3,000円 | +765,469円 |
| 変化 | 9カ月 | 約+21万6,000円 | 約+43万円 | 約+21万7,000円 |
9カ月間で投資元本は
約21万6,000円増えました
一方、評価額は約43万円増え、
含み益は約21万7,000円拡大しています
銘柄ごとの動きは大きく異なります
| 銘柄 | 2026年1月 | 2026年9月 | 損益の変化 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | +371,914円 | +524,810円 | +152,896円 |
| 世界半導体株投資 | +149,529円 | +287,292円 | +137,763円 |
| インド・インフラ | +26,780円 | -46,633円 | -73,413円 |
合計利益は増えていますが、
インド・インフラの損益は
約7万3,000円悪化しました
S&P500と世界半導体株投資には
一部の投資先が重複していますが、
今回は他の2銘柄の利益が
インド・インフラの損失を補いました
長期、積立、分散投資の考え方は、
金融庁の資料でも確認できます
出典:金融庁|資産形成の基本

成長投資枠で3銘柄を選んだ理由
私が3銘柄を選んだ理由は、
米国株式、新興国、半導体という
異なる成長先へ投資するためです
| 銘柄 | 主な投資対象 | 選んだ目的 |
|---|---|---|
| S&P500 | 米国の代表的な企業 | 運用の中心 |
| インド・インフラ | インドの関連企業 | 新興国の成長 |
| 世界半導体株投資 | 世界の半導体企業 | 成長分野への投資 |
S&P500を運用の中心にした理由
S&P500は米国の代表的な企業へ
幅広く分散投資できます
私は旧つみたてNISAでも、
先進国株式のインデックスファンドを
6年間積み立てました
長期の積立投資を続けた経験から、
成長投資枠でも米国株式を
中心にすることにしました
旧つみたてNISAの運用実績は、
こちらの記事で公開しています
参考記事:つみたてNISAを6年間続けた結果|240万円が727万円になった運用実績を公開
インドの成長性に期待した理由
米国株式だけでなく、
異なる地域にも投資するため、
インド・インフラを選びました
人口増加や経済成長に伴い、
インフラ需要が拡大する可能性へ
期待したためです
ただし、成長が期待される国でも、
投資信託の価格が必ず上がるとは
限りません
今回の実績では、3銘柄のうち
唯一の含み損となっています
現在は含み損になっていますが、
短期的な値動きだけでは判断せず、
インドの長期的な成長に期待しながら
積立を続けています
ただし、今後の値上がりが
保証されているわけではありません
半導体の成長に期待した理由
半導体は、AI、データセンター、
自動車、スマートフォンなど、
幅広い分野で利用されています
今後も需要が拡大すると考え、
世界半導体株投資を選びました
結果として、2年3カ月時点では
最も高い損益率になっています
一方、特定の業種へ集中するため、
S&P500より値動きが大きくなる
可能性があります
そのため、運用の中心ではなく、
一部へ組み入れる位置付けです

積立投資枠と成長投資枠の使い分け
新NISAには、積立投資枠と
成長投資枠があります
制度上の主な違いは次のとおりです
| 比較項目 | 積立投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 主な対象商品 | 一定の投資信託 | 投資信託、株式、ETFなど |
| 買付方法 | 積立買付 | 積立買付、 一括買付 |
| 非課税保有限度額 | 両枠合計1,800万円 | 内数として 1,200万円 |
| 向いている使い方 | 資産形成の中心 | 投資先や 方法の拡張 |
成長投資枠という名前でも、
購入した商品が成長しやすくなる
わけではありません
利益や損失を左右するのは、
枠の名称ではなく、購入した金融商品です
成長投資枠では、積立投資枠より
幅広い商品を選べます
その分、自分で商品の内容や
リスクを確認する必要があります
私は当初、積立投資枠を
資産形成の中心にして、
成長投資枠を追加の投資として
利用してきました
新NISAの年間投資枠や
非課税保有限度額については、
金融庁の公式サイトで確認できます
出典:金融庁|NISAを知る
非課税保有限度額の詳しい仕組みは、
こちらの記事でも解説しています
参考記事:【2026年版】新NISAの非課税枠1800万円と旧つみたてNISAの違い

成長投資枠を運用して感じたメリット
実際に2年3カ月運用して感じた
メリットは、次の3つです
【運用して感じたメリット】
- 積立投資枠以外の商品を選べる
- 投資する地域や業種を広げられる
- 定額購入で売買判断を減らせる
投資先の選択肢を広げられた
成長投資枠では、積立投資枠の
対象外となる投資信託や、
個別株、ETFなども購入できます
私はインド・インフラや
世界半導体株投資を加えることで、
投資先を広げました
ただし、商品数を増やすだけでは
分散投資になるとは限りません
同じ企業や業種を多く含む商品を
複数保有すると、実際には
投資先が重複することもあります
定額購入で迷う時間が減った
私は毎週または毎月、
決めた金額を購入してきました
購入のたびに、今日が安いのか、
さらに下がるのかを考えると、
投資を続けにくくなります
定期的に購入する方針に決めたことによって、
売買のタイミングで悩むことはありません
3銘柄の値動きの違いを経験できた
今回の運用では、
同じ成長投資枠で購入しても、
結果は銘柄ごとに異なりました
- S&P500は約40%の含み益
- 世界半導体は約69%の含み益
- インド・インフラは約6.5%の含み損
成長投資枠そのものが高い利益を
生んだのではなく、選んだ商品によって
結果が分かれたことが分かります

成長投資枠を運用して感じた注意点
運用を始めてから約1年間は、
3銘柄とも含み損になる時期がありました
現在は合計で約76万円の
含み益になっていますが、
途中経過だけを見て売却していれば、
現在の結果にはなっていません
黒字化まで時間がかかることがある
成長投資枠を利用したからといって、
すぐに利益が出るわけではありません
運用開始直後に相場が下落すれば、
含み損が長く続く場合もあります
私も赤字が続いた時期には、このまま
積み立ててよいのかと不安を感じました
それでも、余剰資金で投資し、
少なくとも5年は続けてから
判断する方針を維持しました
5年続ければ必ず利益が出る
という意味ではありません
短期の値動きだけでは、
商品の良し悪しを判断しないために
自分で決めた目安です
テーマ型投資信託は値動きが大きい
世界半導体株投資の損益率は、
約69%まで上昇しました
大きな利益が期待できる反面、
半導体市場が下落したときには、
評価額が急激に減る可能性があります
成長投資枠は幅広い商品を
購入できる制度ですが、
枠自体のリスクが高いわけではありません
値動きの大きさは、
購入する商品によって決まります
複数銘柄への投資で損失を抑えられた
今回、インド・インフラは
約4万7,000円の含み損になりました
一方、S&P500と世界半導体株投資は
大きな含み益になっています
その結果、インド・インフラの損失を
他の2銘柄の利益が補い、3銘柄合計では
約76万円の含み益になりました
S&P500と世界半導体株投資には
一部の投資先が重複していますが、
複数銘柄へ投資したことで、
1銘柄の下落による影響を抑えられました
暴落時の対応に迷っている人は、
こちらの記事も参考にしてください
参考記事:新NISAで暴落したらどうする?売るべきか続けるべきかを経験ベースで解説

成長投資枠が向いている人と向いていない人
成長投資枠は便利な制度ですが、
全員が無理に使う必要はありません
積立投資枠だけで投資額が十分なら、
成長投資枠を使わなくても問題ありません
| 判断項目 | 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|---|
| 投資資金 | 余剰資金がある | 生活資金まで使う |
| 投資期間 | 長期保有できる | 短期利益を求める |
| 値下がり | 下落を想定できる | 含み損に耐えられない |
| 商品選び | 自分で確認できる | 他人任せで選ぶ |
| 積立投資枠 | 無理なく継続できる | 積立投資枠だけで精一杯 |
成長投資枠が向いている人
次の条件に当てはまる人は、
成長投資枠を活用しやすいと
考えられます
【成長投資枠が向いている人】
- 積立投資枠以外にも余剰資金がある
- 長期で保有する予定がある
- 商品の内容とリスクを確認できる
- 値下がりしても慌てて売却しない
- 投資先や投資方法を広げたい
成長投資枠では一括購入に加え、
金融機関や商品によっては
積立購入も利用できます
自由度が高いため、
自分の運用方針が決まっている人には
使いやすい制度です
成長投資枠が向いていない人
次のような人は、
無理に成長投資枠を使わない方が
よいと考えています
【成長投資枠が向いていない人】
- 生活費まで投資へ回してしまう
- 数カ月で大きく増やしたい
- 元本割れを受け入れられない
- 人気だけで商品を選んでしまう
- 積立投資枠の継続にも不安がある
新NISAには大きな非課税枠がありますが、
すべて使い切る必要はありません
無理のない投資額を決めたい人は、
こちらの記事も参考にしてください
参考記事:新NISAはいくらから始める?月1000円でもOK|無理のない決め方を解説

今後の成長投資枠の運用方針
私は2026年9月分を最後に、
積立投資枠の毎月10万円積立を
一旦停止しました
2026年10月以降は成長投資枠を中心に、
毎月約10万円を購入する予定です
新たに購入する予定なのは、次の3銘柄です
- パランティア・テクノロジーズ
- サンリオ
- iFreeNEXT 全世界半導体株
インデックス
パランティアを約2株購入し、
サンリオはパランティアと
同程度の金額になる株数を購入します
毎月約10万円から残った金額を、
iFreeNEXT 全世界半導体株
インデックスへ振り分ける予定です
株価によって購入金額が変わるため、
毎月の合計額は多少前後します
今回紹介した既存の3銘柄は
すぐに売却せず、保有を続けます
この新しい運用は、まず3年間試す予定です
ただし、個別株や半導体関連商品は、
値動きが大きくなる可能性があります
これまで以上に、
資産全体の偏りと下落幅を確認しながら
運用する必要があります
NISAを途中で停止、減額、
売却したい場合の考え方は、
こちらの記事で解説しています
参考記事:NISAをやめたいと思ったら読む記事|売るべきか続けるべきかの判断基準

まとめ|成長投資枠3銘柄の利益は約76万円
2024年7月から2026年9月まで、
新NISAの成長投資枠で3銘柄を運用しました
2026年9月21日時点では、
投資元本約244万円に対して、
評価額は約320万円です
評価損益は+765,469円、
損益率は約+31.4%となりました
ただし、3銘柄の結果には
大きな差があります
世界半導体株投資が大きく増える一方、
インド・インフラは含み損です
成長投資枠で大切なのは、
非課税枠を使い切ることではありません
余剰資金の範囲で、
商品の内容とリスクを理解し、
無理なく保有を続けることです
冒頭の読むと分かることに対応して、
この記事の結論をまとめます
【この記事のまとめ】
- 元本約244万円に対して
評価額は約320万円になった - 3銘柄の含み益は合計765,469円
- 9カ月間で利益は約22万円増えた
- S&P500は約52万円の含み益
- 世界半導体は約29万円の含み益
- インド・インフラは約4万7千円の含み損
- 銘柄ごとに値動きは大きく異なる
- 成長投資枠は、投資先を
広げたい人は活用しやすい - 生活資金まで使う人には向かない
- 含み損も想定して余剰資金で運用する
- 2026年10月から新しい運用を試す予定
成長投資枠は、積立投資枠より
優れた制度というわけではありません
自分の投資目的に合わせて、
2つの枠を使い分けることが重要です

