結論:新NISAの長期積立ならSBI証券がやや有利
新NISAで投資信託の長期積立をする場合、
収益面ではSBI証券がやや有利です
理由はシンプルです。
- 信託報酬は同じ
- 売買手数料もどちらも無料
- 差が出るのはポイント還元のみで
SBI証券の方が有利
※銘柄によります
なので、
✓ 収益重視ならSBI証券
✓ 使いやすさや楽天経済圏なら楽天証券
という選び方になります
関連記事:新NISA|おすすめ証券会社はどこ?SBIと楽天が2強な理由を数字で検証
私は、SBI証券と楽天証券のどちらも
7年以上、実際に利用しています
客観的な数字データに加えて、
1ユーザーとしてのリアルな実体験も踏まえて
投資初心者に役立つ情報をシェアするために
この記事を書いています
※記事の内容は作成時点の調査によるものであり、
後に内容が変わる可能性があります
前提:新NISAでは何が同じか
信託報酬は証券会社で変わらない
信託報酬は投資信託(ファンド)ごとに
あらかじめ定められている費用です
そのため、同じファンドであれば、
どの証券会社で購入しても
信託報酬は同じになります
例えば、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の
信託報酬は年率0.0814%で、
SBI証券と楽天証券の両方の掲載ページで
同じ数値が確認できます
補足
信託報酬は、運用会社・信託銀行・販売会社に
分配される費用ですが、その配分も含めて
ファンド側で決められています
そのため、
証券会社ごとに変わるものではありません
参考:資産運用業協会|信託報酬
例えば、
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
これらの信託報酬はNISAの場合、
どの証券会社で購入しても同じです
そのため、
証券会社の違いでコスト差は生まれず、
比較すべきは、ポイント還元などの
上乗せ部分になります
売買手数料も無料
新NISAでは、
・つみたて投資枠
・成長投資枠(投資信託)
どちらも購入手数料は無料です
差が出るポイント
- クレカ積立ポイント
- 投信保有ポイント
収益差の要素はこの2つです
ポイント還元比較(新NISA前提)
クレカ積立ポイント
クレジットカードからの引き落としによる
積立設定をすると、ポイントが付与されます
還元率は以下の通りです。
- SBI証券
0.5%(三井住友カード一般)
関連記事:SBI証券のクレカ積立はお得?NISA積立のポイント還元を実体験で解説
- 楽天証券
0.5%(楽天カード一般)
関連記事:楽天証券のクレカ積立の還元率は?0.5%に下がった今でもお得か解説【2026年版】
また、クレカ積立のポイント還元について、
マネックス証券も含めて比較した記事はこちら
▶ クレカ積立おすすめ比較|SBI・楽天・マネックスどこが一番お得?【2026年版】
投信保有ポイント
口座に保有している投資信託の残高に対して
ポイントが付与される仕組みで、
還元率は以下の通りです。
- SBI証券
0.1~0.25%
- 楽天証券
0.017〜0.053%
幅があるのは、銘柄によって異なるためです。
従って、銘柄によって
- SBI証券の方が高い
- 楽天証券の方が高い
- どちらの証券会社でも同じ
ということが起こり得るので、
事前にチェックした方が無難です
出典:
投資信託の保有でポイントがたまる「投信マイレージ」のサービス拡充のお知らせ | 株式会社SBI証券のプレスリリース
投信残高ポイントプログラム | 取引ガイド | 投資信託 楽天証券
合計還元率
クレカ積立ポイントと
投信保有ポイントを合算すると、
- SBI証券
0.6~0.75%
- 楽天証券
0.517~0.553%
となります。
還元率は銘柄によって異なります。
私自身、NISAはSBI証券で投資しており、
クレカ積立ポイントと投信保有ポイントの
両方が付与されています
人気銘柄『eMAXIS Slim S&P500』の場合、
楽天カード (楽天証券) と三井住友カード (SBI証券)
どちらが得かをシミュレーションした記事はこちら
▶ クレカ積立は楽天と三井住友どっちがお得?結論→投資だけなら楽天が有利
実質利回りシミュレーション(年単位)
長期積立投資をした場合の資産の増え方を
比較シミュレーションしてみます。
前提条件
シミュレーションの前提条件は
以下です。
・毎年積立額: 600,000円
・積立を年初に一括で行う
・運用期間: 20年
・年利: 5%
まずは年ごとの資産(ポイント含まない)を計算
1年目の資産
600,000
2年目の資産
1年目の資産 × 1.05 + 600,000
3年目の資産
2年目の資産 × 1.05 + 600,000
途中省略
20年目の資産
19年目の資産 × 1.05 + 600,000
=19,839,572円
ポイント込みの実質利回り
実質利回り
年利5%に、
クレカ積立と投信保有ポイントの
合計還元率を足すと、以下になります。
- SBI証券
5% +0.6~0.75% = 5.6~5.75%
- 楽天証券
5% + 0.517~0.573% = 5.517~5.573%
20年後の資産
SBI証券の最大年利 5.75%と
楽天証券の最低年利5.517%で最大、
いくら差が出るのかを計算した結果です。
- 年利5.75%(SBI証券の最大)
21,487,279円
- 年利5.517%(楽天証券の最低)
20,943,308円
結果、差は543,971円です
証券会社の違いだけで
約54万4千円も差が出たら、
非常に大きいですよね
差が広がるケース
- 積立額を増やす
- 運用期間を長く
すると、両者の差はさらに拡大します
タイプ別おすすめ
SBI証券がおすすめな人
ポイント還元率は楽天証券よりも有利なので、
以下のような人にSBI証券は向きます。
- 収益を少しでも伸ばしたい
- ポイント還元を重視したい
また、業界最大手かつ老舗の
SBIグループによる運営という
安心感もあります
楽天証券がおすすめな人
楽天証券は、以下のような人におすすめです。
- 楽天経済圏を使っている
- 使いやすさを重視したい
楽天経済圏にいる人なら、
楽天証券は最有力候補になるでしょう
また、App Storeでのアプリの評価が
4.5点と高く、使いやすいと評判です
※2026年5月5日時点の調査結果
参考:
App Store 評価|楽天証券 株アプリ
App Store 評価|SBI証券 株アプリ
よくある勘違い
どちらでも同じと思っている
年利で見ると差は小さく感じますが、
長期の総資産としては結構、
大きな差が出る可能性があります
信託報酬や取引手数料に差があると思っている
NISAの場合、
同じ投資信託なら信託報酬は同じです
また、取引手数料はどちらも無料です
まとめ
新NISAでは、
✓ 信託報酬は同じ
✓ 取引手数料も無料
なので、差が出るとしたら
ポイント還元だけです
しかし、わずかな還元率(%)の差が
長期では結構、効いてきます
今回のシミュレーション条件では、
最大50万円の差が出るという結果でした
一般カードの場合は、
SBI証券と楽天証券のどちらも
クレカ積立の還元率は0.5%なので、
差が出る可能性があるのは、
投信保有ポイントの方です
念のため、自分が購入したい銘柄の
投信保有ポイント還元率を確認してから
証券会社を選ぶのがよいと思います
