NISA貧乏とは何か
最近「NISA貧乏」という言葉を見かける
ようになりました
実際にメディアでも、若年層が生活を切り詰めて
投資に回している実態が取り上げられています
参考:
死ぬときに1億円あっても残るのは後悔だけ…NISA貧乏になる人に決定的に欠けている「お金」ではない重要なこと(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース
NISA貧乏を避ける|無理なく続ける資産形成の考え方|SBI証券 投資情報メディア
非課税で資産形成ができるはずの制度なのに
なぜ生活が苦しくなる人が出ているのでしょうか
結論はシンプルです
NISAそのものが問題ではなく、使い方の問題です
なぜNISA貧乏が起きるのか
非課税枠を埋めることが目的化している
新NISAは2024年から、
非課税枠が年間360万円、生涯1800万円に
大きく拡大しました
参考記事:【2026年版】新NISAの非課税枠1800万円と旧つみたてNISAの違い
本来は上限であるにもかかわらず、
満額を使うことが前提のような
空気が生まれやすい状況かもしれません
SNSなどによる入金力の錯覚
SNSなどでは、
- 月5万円
- 月10万円
- 満額投資
といったワードを目にします
しかし、平均的な収入とのバランスを見ると
多くの人にとって、現実と大きく乖離しています
生活コストとのミスマッチ
首都圏の一人暮らしでは、
- 家賃 約7万円
- 生活費 約13万円
うち、食費/通信費/高熱費は約6万円
合計約20万円が必要とされます
参考:20代独身、生活費の平均は?どれくらいが普通? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ
20代の手取りは平均20万円程度と考えると、
単純計算では、生活するだけで収入が消えて
しまいます
参考:20代の平均年収は321万円!中央値・手取りも解説(男性・女性)
投資資金の捻出が苦しいという実態
以下の記事によれば、
NISAで9割を超える人が利益を得ている一方で
約4割の人が投資資金の捻出が苦しいと回答しています
参考:【NISA貧乏】とは?平均的な投資額「月5000円」から探る家計の実態。| LIMO | くらしとお金の経済メディア
利益を得られているのであれば、
元々は現金貯金だったお金が投資に回って
しかも増えているわけなので、
本質的には問題なさそうです
結論|投資は余剰資金でやるだけでいい
無理な投資設計をすれば当然、NISA貧乏になります
「投資は余剰資金の範囲内でやる」
が原則ですので、
「精神的につらく感じるなら過剰」
というわけです
結論は非常にシンプルです
余剰資金とは何か
基本的には、
- 生活費に影響しない
- 緊急時に困らない
- 減っても生活が崩れない
この3つを満たすお金です
つまり、
最悪、泡になって消えても問題なく、
精神的にも耐えられる範囲です
私自身も、投資初心者の頃に
トータル150万円ほど溶かしましたが、
自己責任と余剰資金でやっていたので
問題ありませんでした。
今ではよい勉強代だったと思っています
参考記事:投資歴8年半の私がやめた投資4つ|損失150万円の失敗から学んだ投資ルール
現金とNISAは対立しない
現金か投資かの二択ではありません
- 現金は守るお金
いざというときにすぐ使える - NISAは増やすお金
コツコツ長い期間かけて育てる
役割を分けて考えるとスッキリします
私の場合は、NISAなどの積立投資を始める
まで、すべて現金貯金でした
現金を徐々に、NISAなどの積立投資に
置き換えていった形です
余剰資金は作れる
余剰資金を作る方法を少し考えてみましょう
収入を増やすよりも、
支出の見直しの方が再現性が高いです
固定費の見直し
私の経験では例えば、
・スマホを格安プランへ変更
・車の保有を見直す
これだけで月4万円 (スマホ1+車3) の余力が生まれました
参考記事:お金が貯まる人の考え方|資産が増える思考法をわかりやすく解説
惰性支出の削減
・ほとんど行っていないスポーツジム
・気が進まない飲み会
こうした支出は、
満足度が低いのにお金だけ減る典型例です
サブスクは、本当に必要かを見直してみましょう
私はコロナきっかけでスポーツジムをやめて、
無料でいつでもできる近所のウォーキングに
変えたところ、ダイエット効果も上がりました
これで月2万円以上の余力が生まれました
制度の活用
・ポイ活
・ふるさと納税
・医療費控除
これらは逆に、日常の支出を軽減できます
私はあらゆる支払いを楽天カードで行っていて、
楽天ポイントを月に3,000~8,000貰える仕組みに
しています。
参考記事:【実績公開】楽天ポイント投資で累計30万円|5年続けた結果と4つの戦略
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で約15万円
の返礼品をいただいています
ふるさと納税のルールで実質価値は約1/3の
5万円ですが、それでも結構大きいですし、
普段は絶対に買わないような高級品をゲット
できるのでテンション上がります
参考記事:【楽天ふるさと納税】超魚介好き!ヒロヒロのおすすめ返礼品ランキング
実家住みは、資産形成には強い武器に
もし20代から30代前半くらいで
出来る環境にあるなら、
実家住みは強力な武器になり得ます
首都圏の一人暮らしでは、
- 家賃 約7万円
- 食費/通信費/高熱費は約6万円
というレベル感でした
参考:20代独身、生活費の平均は?どれくらいが普通? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ
実家住みで、仮に家に月5万円入れる場合との
差額月8万円の余力ができます。
また、一人暮らしで家賃契約/更新時に家賃の
2ヶ月分がかれば差額は月8.6万円になり、
家具や家電を買えば更に拡大します
ただし、実家通いではついつい油断して
他の支出が多くなってしまい、
お金が貯まりにくくなる可能性もあるので、
期間と目標設定が必要かもしれません
もし上のような余力ができるなら、
新NISA「積立投資枠」の満額月10万円に近い
積立投資すら出来てしまいます
参考記事:新NISA積立投資枠は2年でいくら増えた?260万円投資の運用実績を公開
私の実体験
私自身、NISAを始めたのは40代に入ってからです。
つみたてNISAが始まった2018年から始めましたが、
それまでは制度そのものがなかったのですから、
仕方ありません
参考記事:旧つみたてNISAを6年間やり切った結果|選び続けた銘柄と運用実績
550万円まで非課税の住宅財形と
現金貯金のみでした
それでも、40代半ばから積立投資を始めて7年半、
コツコツ継続することで、総資産5,600万円を
築くことができました
参考記事:総資産公開|積立投資7年でいくらになった?NISA・ロボアド・仮想通貨・CFD
ちなみに私は、年収1,000万円もない
平凡な平社員サラリーマンです
もし20代の時点でNISAやロボアドなどがあって、
今と同じような積立投資が出来ていたら、
仮に資産増加のペースが半分として、
遅くとも40代のうちにはFIREできているのになぁ
とつくづく思います
まとめ
以下がこの記事の結論です。
- NISA貧乏は制度ではなく設計ミス
- 設計ミスを防ぐには、投資は余剰資金だけに
- 余剰資金を増やす方法はいくつかある
NISAは、月1万円でもやる価値はあるというのが私の結論です
参考記事:新NISAは月1万円でも意味ある?20年後のリアルな結果と結論
また、月1,000円からでも始められます
参考記事:新NISAはいくらから始める?月1000円でもOK|無理のない決め方を解説
最後に
せっかくコツコツ積立投資で複利の力を使って
生活を豊かにしようとしているのに、
無理な資金配分で生活を苦しくしてしまっては
本末転倒です
投資で今を犠牲にしすぎないように、
今と未来のバランスも大事です

