ウェルスナビとNISA利回りランカーを10年間比較!どっちが儲かった?

ェルスナビとNISA利回りランキング上位の投資信託を10年間の運用実績で比較し、どちらがより資産を増やせたのかを表現した比較イメージ。ウェルスナビは株式・債券・金・不動産などへの分散投資、NISA利回りランカーは高いリターンを狙う投資信託をイメージした図。 NISA

ウェルスナビとNISAの投資信託では、
どちらが資産を増やせるのでしょうか

今回は、
ウェルスナビ公式が公開している
約10年間の運用実績と、
NISA利回りランキングから選んだ7銘柄を
同じ条件でシミュレーションして比較しました

さらに、オルカンやS&P500には
10年間の同条件データがないため、
約8年間の実績を使って比較します

私自身もウェルスナビを
2018年から運用しており、
NISAも長期間継続しています

実際の運用経験も交えながら、
ウェルスナビとNISA、そしてオルカンや
S&P500をどう使い分ければよいのかを
考えてみます

この記事を読むと分かること

✓ ウェルスナビとNISA利回りランキング
 上位銘柄を同じ条件で10年間比較した結果
✓ ウェルスナビのリスク許容度3と5が
 どの程度の運用成績だったのか
✓ NISA利回りランキング1位と50位では
 10年間でどれくらい差が出たのか
✓ 約8年間ではオルカンやS&P500が
 どの程度の運用成果だったのか
✓ ウェルスナビとオルカンやS&P500を
 どのように考えればよいのか
✓ NISAを1st、ウェルスナビを2nd
 として考える理由
✓ 株式市場が低迷した場合には、
 今回と違う結果になる可能性があること

この記事がおすすめな人

✓ ウェルスナビとNISAの
 どちらを選ぶか迷っている人
✓ ウェルスナビとオルカンの
 どちらがいいのか気になっている人
✓ S&P500とウェルスナビを比較したい人
✓ NISAの高利回り投資信託がどれくらい
 資産を増やせたのか知りたい人
✓ NISAの非課税枠を使い切った後の
 運用先を探している人
✓ 50代、60代など資産を増やすだけでなく
 守ることも意識したい人

ウェルスナビを実際に7年以上運用した
私の資産推移については、
こちらの記事で詳しく公開しています
実体験|ウェルスナビを7年半続けた結果|1000万円が2500万円になりました

ウェルスナビとNISA利回りランキング上位の投資信託を、当初100万円+毎月3万円積立の条件で10年間比較するイメージ。ウェルスナビは株式・債券・金・不動産などへの分散投資、NISA利回りランカーは高い運用実績を目指す投資信託として表現し、どちらがより資産を増やせたのかを比較している構図

ウェルスナビとNISA利回りランカーを10年間比較

今回の比較では、
ウェルスナビ公式の条件に合わせて、
NISA利回りランキングから7つの順位を
選びました

比較したのは以下の7銘柄です

順位投資信託
1位たわらノーロード日経225
11位三井住友・DC新興国株式
インデックスファンド
20位ニッセイTOPIXインデックス
ファンド<購入・換金手数料なし>
34位ハッピーエイジング20
50位eMAXIS NYダウインデックス
64位DC世界経済インデック
スファンド
72位セゾン・グローバル
バランスファンド

出典:つみたてNISA利回りランキング – みんかぶ投資信託
※2026年8月某日調査時点

現在のみんかぶでは、
NISA対象ファンドを国内株式、
S&P500・米国株式、バランス型、
全世界株式、先進国株式、新興国株式などに
分類して利回りを確認できます

シミュレーション条件

今回のシミュレーション条件は、
ウェルスナビ公式の条件にそろえています

  • 2016年1月~2026年6月
  • 当初投資額100万円
  • 毎月3万円を積立
  • 投資期間10年間
  • 分配金は再投資
  • NISA投資信託は実際の基準価額を
    使って購入数量を計算
  • 最終月の基準価額で評価

ウェルスナビ公式も、
サービス開始時に100万円を投資し、
その後毎月3万円を積み立てる条件で
パフォーマンスを公開しています
出典:運用パフォーマンス|ウェルスナビ(WealthNavi)

今回の積立元本は
100万円+3万円×125回=475万円
となります

10年間のシミュレーション結果

今回の結果は次のようになりました

順位10年
利回り
投資元本最終
評価額
利益
1位 たわら
ノーロード
日経225
18.19%475万円約1,600万円約1,125万円
11位 三井住友・
DC新興国株式
14.01%475万円約1,237万円約762万円
20位 ニッセイTOPIX14.81%475万円約1,246万円約771万円
34位 ハッピー
エイジング20
14.87%475万円約1,249万円約774万円
50位 eMAXIS
NYダウ
17.97%475万円約1,480万円約1,005万円
64位 DC世界経済10.99%475万円約986万円約511万円
72位 セゾン・グローバルバランス11.01%475万円約980万円約505万円

10年間の実績を見ると、
かなり大きな差が出ました

1位のたわらノーロード日経225では、
475万円の投資元本が約1,600万円まで
増える結果です

一方、72位のセゾン・グローバルバランス
ファンドでも約980万円となっており、
元本の約2倍まで増えています

つまり、ランキング下位だからといって、
必ずしも資産形成に向いていないという
わけではありません

NISAの積立金額を
どのくらいにするべきかについては、
こちらでもシミュレーションしています
新NISAは毎月いくら積立する?平均額とおすすめ金額を投資歴7年の私が解説

2016年1月から2026年6月まで、当初100万円+毎月3万円を積み立てた場合のウェルスナビとNISA利回りランカーの10年間の運用実績を比較した図解。NISAランキング1位は約1,600万円、50位は約1,480万円、ウェルスナビはリスク許容度5が約1,303万円、リスク許容度3が約1,136万円となった結果を棒グラフで示し、ウェルスナビが株式や債券、金、不動産などに分散投資する特徴も紹介している

ウェルスナビの10年間の実績はどうだった?

では、同じ条件でウェルスナビは
どのくらい増えたのでしょうか

ウェルスナビ公式では、
2016年1月19日からの運用実績を
公開しています

2026年7月末時点の公式ページでは、
当初100万円、毎月3万円積立という条件で、
リスク許容度3について
「約10年の積立で資産は約2.3倍」
と紹介しています
出典:運用パフォーマンス|ウェルスナビ(WealthNavi)

今回のNISAシミュレーションと
期間をそろえるため、この記事では
2026年6月末時点のデータを使って
比較します

ウェルスナビとNISAランキング上位を比較

ウェルスナビの運用パフォーマンスを
先ほどのNISAランカーのシミュレーション
結果に混ぜるとこうなります

投資先最終評価額
NISAランキング1位約1,600万円
NISAランキング50位約1,480万円
ウェルスナビ リスク許容度5約1,303万円
NISAランキング20位約1,246万円
NISAランキング34位約1,249万円
NISAランキング11位約1,237万円
ウェルスナビ リスク許容度3約1,136万円
NISAランキング64位約986万円
NISAランキング72位約980万円

こうして並べると、
ウェルスナビはかなり健闘しています

リスク許容度5では約1,303万円となり、
NISAランキング11位、20位、34位を
上回る結果です

リスク許容度3でも約1,136万円となり、
ランキング64位や72位を上回っています

つまり、
「ウェルスナビは手数料があるから、
 NISAの投資信託には全く太刀打ちできない」
という結果ではありません

過去10年間の実績を見ると、
ウェルスナビはNISAの高利回り銘柄と
十分に競争できる運用成果を残しています

私自身のウェルスナビの実績については、
こちらでさらに詳しく紹介しています
ウェルスナビは本当に儲かる?7年運用の実績公開

ウェルスナビは株式だけでなく債券や金、不動産など複数の資産に分散投資するため、株式市場が大きく上昇する局面では株式中心の投資信託よりリターンが小さくなりやすいことを示した図解。株式中心の投資と分散投資の値動きの違いを比較している

ウェルスナビは分散投資だから上昇相場では不利になりやすい

ここで、
ウェルスナビとNISAの投資信託を
単純に「どちらが優秀」と判断するのは
少し違うと私は考えています

その理由は、
そもそもの投資方法が違うからです

ウェルスナビは株式だけに
集中投資するのではなく、
複数の資産に分散して運用します

公式のリスク許容度3の過去の
ポートフォリオでは、米国株、日欧株、
新興国株に加えて、米国債券、金、
不動産などにも分散しています

株式市場が上昇する局面

株式市場が大きく上昇する局面では、
株式中心の投資信託が大きく上昇する
可能性があります

一方、ウェルスナビは
債券や金などにも資産を分散しているため、
株式だけに投資した場合と比べて
上昇幅が小さくなりやすいと考えられます

これは当然といえば当然です

すべてを株式に投資していないからこそ、
株式が大きく上昇したときのリターンも
限定されるからです

株式市場が低迷する局面ではどうなる?

では、逆に株式市場が長期間低迷した場合は
どうでしょうか

この場合、株式100%に近い投資では
大きな下落の影響を受ける可能性があります

ウェルスナビは株式以外の資産にも
分散しているため、相場環境によっては
下落の影響を抑えられる可能性があります

もちろん、必ず下落幅が
小さくなるわけではありません

債券や金なども同時に下落することがあり、
相場環境によって結果は変わります

重要なのは、
「上昇相場で株式中心の投資より
 リターンが小さいことだけを見て、
 ウェルスナビの運用が劣っていると
 判断しないこと」
だと思います

ウェルスナビの下落時の実績や
7年以上運用した経験については
こちらで詳しく紹介しています
ウェルスナビはやめたほうがいい?7年半運用した私の本音レビュー

2018年10月から2026年8月まで約8年間、毎月10万円を積み立てたシミュレーションで、S&P500約2,344万円、先進国株式約2,204万円、オルカン約2,177万円となった実績を示し、NISA利回りランキング上位の投資信託と同程度の高い運用成果だったことを比較する図解。

約8年間ならオルカンやS&P500もNISAランキング上位と同じくらいの実力

ウェルスナビとNISA利回りランキングを
比較する前に、まずは
NISAランキング上位の投資信託と、
S&P500やオルカン、先進国株式といった
超人気インデックスファンドを比較してみます

2018年10月から2026年8月までの約8年間、
毎月10万円を積み立てた場合の評価額を
比較しました

投資対象約8年間の評価額
S&P500約2,344万円
NISA利回りランキング1位約2,210万円
先進国株式(除く日本)約2,204万円
オルカン約2,177万円

※配当は再投資、手数料・税金は考慮していません
※約8年間で比較した理由は、S&P500やオルカンは
2026年8月現在、約8年分の実績しかないからです

最も評価額が大きくなったのはS&P500で、
約2,344万円となりました

一方、NISA利回りランキング1位の
投資信託は約2,210万円で、
S&P500との差は約134万円です

さらに、先進国株式は約2,204万円、
オルカンは約2,177万円となっています

つまり、
今回の約8年間のシミュレーションでは、
NISA利回りランキング1位と、
先進国株式やオルカンの評価額は
かなり近い結果になりました

S&P500についても、
ランキング1位を大きく上回ったものの、
約8年間で見れば極端にかけ離れた結果
ではありません

NISAランキング上位だけが圧倒的に有利とは限らない

NISAの10年利回りランキングを見ると、
ランキング上位には過去10年間で
高い利回りを記録した投資信託が
並んでいます

しかし、今回のように
一定期間の積立投資として比較してみると、
必ずしもランキング上位の商品だけが
突出した結果になるわけではありません

今回の結果では

  • S&P500:約2,344万円
  • NISAランキング1位:約2,210万円
  • 先進国株式:約2,204万円
  • オルカン:約2,177万円

となりました

この結果を見ると、
オルカンや先進国株式も、
NISA利回りランキング上位と
十分に競争できる運用成果だった
ことが分かります

もちろん、これはあくまで
2018年10月から2026年8月までの
約8年間という期間で比較した結果です

投資する期間が変われば結果も変わりますし、
今後も同じような結果になるとは限りません

また、今回好調だったS&P500も、
米国株が低迷する期間が長くなれば、
同じような高いリターンを得られるとは
限りません

そのため、過去のランキングや
今回のシミュレーション結果だけを見て、
特定の商品が将来も有利だと判断するのは
注意が必要です

ウェルスナビとオルカンやS&P500を比較するとどうなのか

ここまでの比較を見ると、次に気になるのが
ウェルスナビとオルカンならどちらがいいの?
ウェルスナビとS&P500ならどちらが儲かるの?
という点ではないでしょうか

実際、この2つは
投資スタイルが大きく異なります

オルカンやS&P500は、
基本的に株式を中心とした
インデックスファンドです

一方、ウェルスナビは株式だけではなく、
債券、金、不動産など複数の資産に
分散して運用します

そのため、
株式市場が大きく上昇する局面では、
株式中心のS&P500やオルカンの方が
高いリターンになりやすい一方、
株式以外にも分散しているウェルスナビは、
上昇相場ではリターンが抑えられやすくなります

逆に、株式市場が低迷したり
大きく下落したりする局面では、
複数の資産に分散していることが
プラスに働く可能性があります

つまり、どちらが絶対に儲かるという
単純な比較ではなく、どの程度のリスクを
取って資産形成するかという違いがあります

この違いを踏まえると、
「どちらが儲かるか」だけではなく、
どのような資産配分で運用したいか
を考えることが重要だと分かります

オルカンやS&P500などの実データを使った
比較については、こちらの記事も参考にして下さい
オルカンとS&P500どっち?2018年から積み立て中の先進国株式と比較

NISAは運用益が非課税になるため、課税口座で運用するウェルスナビなどと比較して、まずNISAを優先して活用する考え方を示した図解。NISAの非課税メリットを活用したうえで、非課税枠を使い切った後はウェルスナビを2ndの資産形成手段として検討する流れを表現している

NISAの非課税メリットを考えると、まずNISAが優先

ここまでの比較では、
ウェルスナビもかなり健闘していました

それでも私が
「まずNISA、その次にウェルスナビ」
と考えている最大の理由は、
NISAの非課税メリットです

NISAでは、一定の投資枠内で
得られる運用益が非課税になります

新しいNISAでは、
年間投資上限額が最大360万円で、
そのうち積立投資枠は年間120万円、
非課税保有限度額は1,800万円です

ウェルスナビには手数料がかかる

ウェルスナビ公式の10年間の
パフォーマンスは手数料控除後です

公式の前提では、手数料は
現金部分を除く預かり資産に対して
年率1%、税込1.1%で計算されています

つまり、今回のウェルスナビの評価額は、
すでに手数料を差し引いた後の数字です

一方、NISAの投資信託は基準価額
そのものに信託報酬などのコストが
反映されています

そのうえで、NISAなら運用益に対する
税金がかからないというメリットがあります

税金まで考えるとNISAの優位性は大きい

今回のシミュレーションでは、
比較を分かりやすくするため、
税金の影響は考慮していません

ウェルスナビ公式の過去実績についても、
分配金やリバランス時の譲渡益にかかる
税金は考慮されていません

そのため、実際に課税口座でウェルスナビを
運用する場合とNISAを比較すると、
NISAの非課税メリットはさらに重要になります

NISAの非課税枠について詳しく知りたい方はこちら
新NISAは毎月いくら積立する?平均額とおすすめ金額を投資歴7年の私が解説

NISAを1stとして非課税メリットを最大限に活用し、NISAの非課税枠を使い切った後はウェルスナビを2ndの資産形成手段として活用する考え方を示した図解。NISAでは長期・積立・分散投資を行い、ウェルスナビでは株式・債券・金・不動産などへの分散投資を自動で続ける使い分けを表現している

私ならNISAを1st、ウェルスナビを2ndにする

ここまで比較してきた結果、
私の考えはかなり明確です

NISAの非課税投資枠を使い切った後や
NISA以外でも資産形成をしたい場合に、
ウェルスナビを活用する

という使い分けです

1stはNISA

NISAでは、オルカンやS&P500などの
株式中心のインデックスファンドを
自分で選んで積み立てることができます

自分で銘柄を選び、
積立設定をする手間はありますが、
非課税メリットを最大限に活用できます

私自身も新NISAでは
毎月10万円の積立を続けています

私自身の新NISA積立投資枠の運用実績は
こちらで公開しています
新NISA積立投資枠は2年でいくら増えた?260万円投資の運用実績を公開

2ndはウェルスナビ

NISAの非課税枠を使い切った後に、
さらに資産形成を続けたい人もいるでしょう

その場合、自分で複数の資産を組み合わせて
管理する方法もありますが、ウェルスナビなら
資産配分やリバランスを自動化できます

これはかなり大きなメリットです

特に、

✓ 自分で投資先を選び続けるのは面倒
✓ 株式だけに集中するのは少し怖い
✓ ある程度のリターンを狙いつつ、
 分散投資もしたい

という人には、
ウェルスナビは選択肢になると思います

ウェルスナビが向いている人、
向いていない人については
こちらでも詳しく解説しています
参考記事:ウェルスナビはおすすめ?7年以上運用した私が向いている人を解説

ウェルスナビが50代・60代など資産を増やすだけでなく守ることも重視したい年代の選択肢になることを示した図解。株式・債券・金・不動産などへの分散投資や自動リバランスによって、手間を抑えながら長期的な資産形成を目指す特徴と、50代は資産を育てる時期、60代は資産を守りながら活用する時期として考えるイメージを紹介している

ウェルスナビは50代・60代などにも向いている?

ここは私自身も重要だと考えているところです

若い世代であれば、運用期間が長いため、
株式中心の投資で多少大きな値動きを経験
しても、長期で回復を待てる可能性があります

一方、50代や60代になると、
退職や資産の取り崩しが近づくため、
どれだけ増えるかだけでなく、
大きく減らさないことも重要になってきます

分散投資のメリットを活かす

ウェルスナビは株式だけではなく、
債券や金、不動産などにも分散投資をします

そのため、
株式市場が大きく上昇する局面では、
S&P500などの株式中心の商品より
リターンが小さくなることがあります

一方で、株式市場が低迷する局面では、
分散投資がプラスに働く可能性があります

もちろん、これは
将来の結果を保証するものではありません

年齢だけで投資先を決めるのではなく、
運用期間、資産状況、収入、リスク許容度などを
考えて選ぶことが大切です

資産形成の考え方

✓ 若い年代は長期運用を活かして
 株式中心の運用も選択肢
✓ 年齢が上がるほど
 増やすだけでなく、守ることも重要
✓ ウェルスナビのような分散投資は
 その選択肢のひとつ
✓ ただし年齢だけで
 運用商品を決める必要はない

ウェルスナビの安全性やリスクについては
こちらで詳しく解説しています
関連記事:ウェルスナビは危ない?安全性とリスクを7年以上の運用経験から解説

インデックスファンドと個別株の違いを比較した図解。インデックスファンドは複数の企業に分散投資することでリスクを抑えやすく、個別株は大きなリターンを狙える一方で値動きが大きくリスクも高くなりやすいことを示している。長期・分散・積立を基本にしながら、余裕資金で個別株を活用する考え方を表現している

インデックスファンドと個別株の比較にも同じことが言える

今回のウェルスナビとNISAの比較から、
もうひとつ考えられることがあります

それは、
「分散しているからリターンが低い」ことを
必ずしも悪いことと考える必要はない
ということです

これは、インデックスファンドと
個別株の比較にも似ています

個別株は大きなリターンを狙える

個別株の場合、
購入した企業が大きく成長すれば、
インデックスファンドを大幅に上回る
リターンを得られる可能性があります

その一方で、その企業の
業績悪化や不祥事などによって
株価が大きく下落する可能性もあります

インデックスファンドは分散できる

S&P500やオルカンなどの
インデックスファンドでは、
多数の企業に分散して投資できます

そのため、1社の業績悪化が
資産全体に与える影響を小さくできます

もちろん、株式市場全体が下落すれば
インデックスファンドも下落します

つまり、

個別株
「大きなリターンを狙える可能性がある一方、
 個別企業の影響を大きく受ける」

インデックスファンド
「個別企業への集中を避けられる一方、
 突出したリターンを取り逃す可能性がある」

ウェルスナビ
「株式以外にも複数資産に分散することで、
 さらに値動きを分散する」

という違いがあります

個別株、インデックスファンド、ウェルスナビの投資方法を比較した図解。個別株は大きな成長を狙える一方で企業固有のリスクが大きく、インデックスファンドは多数の企業に分散しながら株式市場全体の影響を受け、ウェルスナビは株式・債券・金・不動産など複数資産に分散する特徴を示している。リターンだけでなく、どこまでリスクを取れるかで投資先を選ぶ考え方を表現している
過去10年間は大きく資産が増えた一方、これからも同じ運用成果が続くとは限らないことを示した図解。過去の実績と将来の不確実性を対比し、株価が上昇する局面だけでなく下落や低迷する局面も想定しながら、長期・分散・積立でリスクに備える考え方を表現している

今回の10年間の結果が今後も続くとは限らない

ここは今回の比較で最も重要な注意点です

今回の結果は、あくまで
2016年1月~2026年6月という
過去約10年間の実績を使った比較です

この期間に株式市場が大きく上昇したことも、
今回の結果に影響しています

株価があまり上昇しない局面では結果が変わる可能性がある

今後10年間も株価が同じように
上昇するとは限りません

例えば、

✓ 株式市場が長期間低迷する
✓ 大きな株価下落が発生する
✓ 債券や金などの値動きが株式と異なる
✓ 為替相場が大きく変化する

といった状況になれば、今回とは違った
結果になる可能性があります

ウェルスナビは広く分散投資を行っているため、
株式市場が好調な局面では、株式中心の
投資信託よりリターンが小さくなりやすい一方、
逆の相場環境では分散投資の効果が
プラスに働く可能性があります

ウェルスナビ公式も、過去データに基づく
パフォーマンスであり、将来の運用成果を
保証するものではないと明記しています

今回の比較で注意したいこと

✓ 過去10年間の実績を比較したもの
✓ 将来も同じ結果になるとは限らない
✓ 株式市場の上昇局面では
 株式中心の商品が有利になりやすい
✓ 相場が低迷した場合は、
 今回と異なる結果の可能性がある
※ウェルスナビの分散投資が
 将来の下落を必ず抑えるわけではない

暴落したときにNISAをどうするべきかに
ついては、こちらで詳しく解説しています
新NISAで暴落したらどうする?売るべきか続けるべきかを経験ベースで解説

NISAを1stとして非課税メリットを最大限活用し、NISAの非課税枠を使い切った後はウェルスナビを2ndとして活用する資産形成の考え方を示した図解。NISAは長期・積立・分散で資産を育て、ウェルスナビは複数資産への分散投資を自動で行うことで、将来の資産形成をサポートする使い分けを表現している

まとめ|NISAを1st、ウェルスナビを2ndに

今回、ウェルスナビと
NISA利回りランキング上位銘柄を
同じ条件でシミュレーションしました

過去10年間の結果だけを見ると、
NISAランキング上位銘柄の中には
ウェルスナビを大きく上回るものが
ありました

一方、ウェルスナビの
リスク許容度5は約1,303万円、
リスク許容度3でも約1,136万円となり、
NISAランキング中位の銘柄と比較しても
十分に競争できる結果でした

さらに約8年間の比較では、
オルカンが約2,177万円、
先進国株式が約2,204万円、
S&P500が約2,344万円となり、
NISAランキング上位銘柄と同じように
高い運用成果となりました

私自身は、こうした結果を踏まえて
「NISAかウェルスナビか」ではなく
「NISAを1stにして、ウェルスナビを2ndにする」
という考え方がしっくりきています

この記事のまとめ

✓ 過去10年間では
 NISA利回りランキング1位が
 約1,600万円まで増加
✓ ウェルスナビは
 リスク許容度5で約1,303万円、
 リスク許容度3で約1,136万円
✓ ウェルスナビは
 NISAランキング中位銘柄とも
 十分に競争できる実績だった
 (税金未考慮の場合)
✓ 約8年間ではS&P500やオルカンも
 NISAランキング上位と近い水準だった
✓ ウェルスナビは広く分散投資のため、
 株式上昇局面ではリターンが小さく
 なりやすい
✓ 逆に株式市場が低迷する局面では、
 分散投資の効果がプラスに働く
 可能性がある
✓ NISAは非課税メリットが大きいため、
 まずNISAを優先したい
✓ NISAの非課税枠を使い切った後や
 NISA以外でも運用したい場合は
 ウェルスナビが選択肢になる
✓ 資産を増やすだけでなく守ることも
 意識したい人には、ウェルスナビの
 ような分散投資も検討する価値がある
✓ 今回の結果は過去約10年間の実績であり、
 今後も同じ結果になるとは限らない

今回の比較を通して改めて感じたのは、
投資では「一番儲かる商品」を探すだけでなく、
自分がどこまでリスクを取れるのか、
そして長く続けられるのかを考えることが
重要だということです

今後も、NISAを資産形成の中心にしながら、
ウェルスナビについても長期運用を続けて、
その実績を公開していく予定です

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