「米国の高配当ETFで人気なのはどれ?」
「VYMとSPYDはどちらがいい?」
「仮想通貨と比べても資産は増える?」
米国の高配当ETFを調べると、
VYMやSPYDという名前をよく見かけます
実際、楽天証券が公表している
2026年8月のNISAでの
海外ETF買付人数ランキングでは、
VYMが1位、SPYDが2位
となっています
出典:楽天証券
しかも、これは、高配当ETFだけではなく、
海外ETF全体での順位です
そこで今回は、
人気1位のVYMと2位のSPYDへ
それぞれ100万円を投資した場合、
いくらになったのかを検証します
比較するのは、私自身も保有している
仮想通貨のETHとSOLです
値動きだけでなく、
VYM・SPYDの分配金と
ETH・SOLのステーキング報酬も加え、
人気の米国高配当ETFは、
仮想通貨と比べても強かったのか
3つの期間で比較していきます

この記事がおすすめな人・読むと分かること
この記事がおすすめな人
□ 人気の米国高配当ETFを知りたい
□ VYM・SPYDが気になっている
□ NISAで海外ETFを買いたい
□ 分配金を受け取りながら投資したい
□ 高配当ETFと仮想通貨を比較したい
この記事では楽天証券のランキングと、
過去の価格・分配金などを使って
独自にシミュレーションします
この記事を読むと分かること
□ 楽天証券で人気の海外ETF
□ VYM・SPYDの特徴
□ 約2年9か月の投資結果
□ 5年間の投資結果
□ 約6年5か月の投資結果
□ 値動きと分配金の効果
□ ETH・SOLと比較した結果
先に結果を少しだけ紹介すると、
今回のシミュレーションでは
意外な結果になりました
約2年9か月と5年間では、
VYM+SPYDがETH+SOLに勝利
一方、約6年5か月では
ETH+SOLが圧倒しています
なぜ期間によってここまで
結果が変わったのかも見ていきます

楽天証券で人気1位VYM・2位SPYD
楽天証券では毎月、
ETF・ETNの人気銘柄ランキングを
公表しています
2026年8月にNISAで
取引した人の買付人数による
海外ETFランキングは次のとおりです
| 順位 | 海外ETF |
|---|---|
| 1位 | VYM |
| 2位 | SPYD |
| 3位 | GLDM |
| 4位 | VT |
| 5位 | VOO |
ここで注目したいのが、
1位 VYM
2位 SPYD
です
高配当ETFだけを対象にした
ランキングではありません
金ETFや全世界株式、
S&P500連動ETFなどを含めた
海外ETF全体で1位・2位です
出典:楽天証券
つまり楽天証券のNISA利用者から
実際によく買われていたETFとして、
今回の比較対象にしました
日本の高配当株については、
野村證券の人気ランキング1位NTT、
2位トヨタも同じ方法で比較しています
参考記事:高配当株の人気ランキング20選|NTT・トヨタと仮想通貨を比較【2026年版】

VYMとSPYDはどんな高配当ETF?
どちらも米国株へ投資する
高配当ETFですが、中身はかなり違います
VYMの特徴
VYMは正式名称を、
Vanguard High Dividend Yield ETF
といいます
高い配当利回りを持つ米国企業へ
幅広く投資するETFです
2026年7月末時点では
604銘柄を保有しています
経費率は年0.04%です
出典:バンガードアドバイザーズ
銘柄数が非常に多いため、
個別の高配当株を選ぶよりも幅広く分散できます
SPYDの特徴
SPYDは、
State Street SPDR Portfolio
S&P 500 High Dividend ETF
です
S&P500採用銘柄の中から、
配当利回りの高い80銘柄を対象とする
指数への連動を目指します
2026年10月1日時点の
実際の組入銘柄数は78銘柄です
総経費率は年0.07%、
分配頻度は四半期です
2026年10月1日時点の
ファンド配当利回りは
4.53%となっています
出典:SSGA
VYMより銘柄数が少なく、より高配当を
重視した設計と考えることができます
| 比較 | VYM | SPYD |
|---|---|---|
| 投資対象 | 米国高配当株 | S&P500高配当株 |
| 銘柄数 | 約600銘柄 | 約80銘柄 |
| 経費率 | 0.04% | 0.07% |
| 特徴 | 幅広く分散 | 高配当を重視 |
| 分配 | あり | あり |
VYM・SPYDともに、
1社だけへ投資するのではなく
多数の企業へ分散できる点が特徴です
以前比較したVZ・PFEのような
米国高配当個別株とは、ここが大きく異なります
参考記事:米国高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?VZ・PFE vs ETH・SOLを比較

VYM・SPYDとETH・SOLを比較する
今回は、
■ 米国高配当ETFチーム
VYM 100万円
SPYD 100万円
■ 仮想通貨チーム
ETH 100万円
SOL 100万円
として比較します
両チームとも元本は、合計200万円です
比較する期間は次の3つです
| 比較 | 投資開始 | 終了 |
|---|---|---|
| ケース① | 2024年1月 | 2026年9月 |
| ケース② | 2021年9月 | 2026年9月 |
| ケース③ | 2020年4月 | 2026年9月 |
米国高配当ETFは、
ETF価格+為替変動+分配金
仮想通貨は、
価格+為替変動+ステーキング報酬
を反映します
VYM・SPYDの分配金は
再投資せず現金で保有し、
終了時点で円換算する前提です
ETH・SOLのステーキング報酬は
円へ換金せず、ETH・SOLのまま
保有し続ける前提としました
税金や売買手数料は考慮していません
また、2020年4月10日は
米国市場が休場だったため、
米国ETFは直前営業日の
4月9日終値を使っています
私は2019年から
仮想通貨への投資を続けています
現在もETH・SOLを保有し、
実際にステーキングも利用しています
そのため今回も価格だけでなく、
実際の長期保有に近づけるため
ステーキング報酬を加えました
日本の高配当株でも、
NTT・トヨタとETH・SOLを
同じ3期間で比較しています
参考記事:高配当株の人気ランキング20選|NTT・トヨタと仮想通貨を比較【2026年版】

約2年9か月ではVYM・SPYDが勝利
まず2024年1月から
2026年9月まで比較します
今回の確定シミュレーションでは、
2銘柄合計で次の結果になりました
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| VYM+SPYD | 200万円 | 約301万円 |
| ETH+SOL | 200万円 | 約286万円 |
VYM+SPYD:約301万円
ETH+SOL:約286万円
約15万円差で、
VYM+SPYDの勝利です
約2年9か月という比較的短い期間でも、
人気の米国高配当ETFが
仮想通貨を上回りました
ただし、この結果には
ETF価格の上昇だけでなく、
円安による為替効果も含まれます
米国ETFを日本円で評価するときは、
ドル建て価格だけを見るのではなく
為替の影響も重要です

約2年9か月では何が効いた?
VYM・SPYDの約301万円を、
値動き部分と分配金部分に分けてみます
値動きだけでも約276万円
分配金を除いた
ETF価格と為替による評価額は、
VYM+SPYD:約276万円
となりました
元本200万円に対して、
値動きだけでも約76万円増えた計算です
分配金は約24万円を上乗せ
受け取った分配金による
上乗せ部分は、
VYM+SPYD:約24万円
となりました
つまり約301万円の内訳は、
約2年9か月の結果
□ 投資元本:約200万円
□ 値動き部分:約276万円
□ 分配金上乗せ:約24万円
□ 最終評価額:約301万円
となります
高配当ETFというと
分配金に目が向きますが、
今回の期間では
分配金だけでなくETF価格と
為替による値動きも大きく寄与
したことが分かります

5年間ではVYM・SPYDが大きく勝利
次は2021年9月から
2026年9月までの5年間です
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| VYM+SPYD | 200万円 | 約432万円 |
| ETH+SOL | 200万円 | 約317万円 |
VYM+SPYD:約432万円
ETH+SOL:約317万円
差は約115万円です
5年間では、
VYM+SPYDがかなり大きな差で
ETH+SOLを上回りました
これは、今回の記事で特に注目したい結果です
仮想通貨は大きな上昇が期待される資産ですが、
どの期間を切り取っても高配当ETFより
高いリターンになるわけではありません

5年間では値動きと分配金の両方が貢献
5年間の約432万円についても、
値動きと分配金を分けてみます
値動きだけで約375万円
VYM・SPYDの分配金を除いた
値動き部分だけでも、
約375万円となりました
元本200万円から見ると、
約175万円増えています
ここにはETF価格だけでなく、
ドル円の為替変動も含まれます
分配金で約57万円を上乗せ
5年間で受け取った分配金による
上乗せ額は、約57万円です
5年間のVYM+SPYD
□ 投資元本:約200万円
□ 値動き部分:約375万円
□ 分配金上乗せ:約57万円
□ 最終評価額:約432万円
つまり今回の5年間では、
高い分配金だけで勝った
わけではありません
ETF価格+為替による値動きに加えて、
約57万円の分配金が積み上がったことで、
ETH+SOLとの差が大きくなりました

約6年5か月ではETH・SOLが圧勝
最後は2020年4月から2026年9月までです
ここでは結果が完全に逆転します
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| VYM+SPYD | 200万円 | 約644万円 |
| ETH+SOL | 200万円 | 約3億2,017万円 |
VYM+SPYDも、
200万円から約644万円まで
大きく増えています
それでもETH+SOLは、
約3億2,017万円となりました
比較にならないほど、
仮想通貨が上回っています
最大の理由は、
SOLを非常に早い時期から
100万円分購入した設定
にあります
SOLはその後、
極めて大きく価格が上昇したため、
シミュレーション全体を大きく押し上げました
ただし2020年当時は、
現在と同じ環境でSOLを購入し、
ステーキングまで行うことが
簡単だったわけではありません
ETHについても、ステーキング開始前の
期間を含んでいます
そのため、2020年開始の
ステーキング報酬部分については、
参考シミュレーション
として見る必要があります
これは、現在から同じように
再現できる結果ではありません

3期間を比較すると勝敗がはっきり分かれた
今回の3期間をまとめると、
次の結果になりました
| 投資開始 | VYM+SPYD | ETH+SOL | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 2024年1月 | 約301万円 | 約286万円 | VYM+SPYD |
| 2021年9月 | 約432万円 | 約317万円 | VYM+SPYD |
| 2020年4月 | 約644万円 | 約3億2,017万円 | ETH+SOL |
結果は非常に分かりやすく、
- 約2年9か月 → VYM+SPYD
- 5年間 → VYM+SPYD
- 約6年5か月 → ETH+SOL
となりました
特に興味深いのは、
直近約2年9か月だけでなく5年間でも、
高配当ETFが仮想通貨を上回ったことです
一方、2020年まで遡ると、
SOLの初期からの急上昇によって
結果が完全に逆転します
つまり今回の比較からも、
投資開始時期によって勝敗が大きく変わる
ことが分かります
これはNTT・トヨタとETH・SOLを
比較した記事でも、同じ傾向が見られました
参考記事:高配当株の人気ランキング20選|NTT・トヨタと仮想通貨を比較【2026年版】

これまでの比較結果も並べてみる
私はこれまで、
日本株や米国株についても
ETH・SOLと比較してきました
今回の結果も加えると、
かなり面白い違いが見えてきます
| 比較対象 (ETH・SOL) | 勝者 (約2年9か月) | 勝者 (5年間) | 勝者 (約6年5か月) |
|---|---|---|---|
| JT+三菱UFJ (日本人気 高配当株) | JT+三菱UFJ | JT+三菱UFJ | ETH+SOL |
| NTT+トヨタ (日本人気 1位・2位 高配当株) | ETH+SOL | NTT+トヨタ | ETH+SOL |
| VZ+PFE (米国人気 高配当株) | ETH+SOL | ETH+SOL | ETH+SOL |
| VYM+SPYD (米国人気 1位・2位 高配当ETF) | VYM+SPYD | VYM+SPYD | ETH+SOL |
この4つを比べると、
約6年5か月だけは、
すべてETH+SOLが勝利
しています
一方、約2年9か月や5年間では
高配当株や高配当ETFが勝つ
ケースもありました
つまり、
仮想通貨=必ず高リターン
ではありません
投資した時期と銘柄によって、
結果は大きく変わります
JT・三菱UFJとの比較はこちらです
参考記事:高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?配当vsステーキングを比較
米国高配当個別株については、
VZ・PFEとも比較しています
参考記事:米国高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?VZ・PFE vs ETH・SOLを比較

米国高配当ETFと仮想通貨はどちらを選ぶ?
今回の結果だけを見て、どちらか一方が
優れていると判断することはできません
両者は投資対象としての性格が、かなり違います
| 比較 | VYM・SPYD | ETH・SOL |
|---|---|---|
| 主な収益源 | 値上がり+ 分配金 | 値上がり+ ステーキング |
| 分散 | 多数の米国企業 | 単一暗号資産 |
| 値動き | 比較的穏やか | 大きい |
| 定期収入 | 分配金 | ステーキング報酬 |
| 為替影響 | あり | あり |
| 大幅上昇 | 比較的限定的 | 大きな可能性 |
| 大幅下落 | あり | より大きい |
VYMは600銘柄以上、
SPYDも約80銘柄へ分散投資しています
出典:バンガードアドバイザーズ
一方、ETHやSOLは
それぞれ単一の暗号資産です
価格上昇時のリターンは
非常に大きくなる可能性がありますが、
その分、価格変動も大きくなります
私はどちらか一方だけではなく、
NISAで投資信託や株式、
それとは別に仮想通貨も保有しています
実際の資産配分については、
こちらの記事で公開しています
参考記事:投資ポートフォリオ公開|NISA・ロボアド・仮想通貨・CFDの資産配分と役割

人気ランキングだけで投資先を決めない
今回のVYM・SPYDは、
楽天証券のNISA利用者に
実際によく買われた海外ETFです
ただし、
人気がある=将来も儲かる
という意味ではありません
VYMとSPYDでも、
投資する企業の範囲や銘柄数、
配当への考え方は異なります
また米国ETFへ投資する場合は、
ETF価格だけでなく為替も
投資結果に影響します
今回のシミュレーションでも、
円安は円換算した評価額を
押し上げる方向に働きました
私はランキングについて、
人気ランキングの使い方
□ 人気商品から候補を探す
□ ETFの中身を確認する
□ 経費率や分配方針を見る
□ 過去の値動きを確認する
□ 為替リスクも確認する
□ 最後は自分で判断する
という使い方がいいと考えています
私自身の過去の投資では、
利益が出たものだけではなく
損失を出した経験もあります
私自身の投資全体の実績は、
こちらの記事で公開しています
参考記事:投資総資産を公開|元本2296万円が5564万円になった運用実績と全内訳

まとめ|VYM・SPYDは5年間でも仮想通貨に勝った
今回は楽天証券の
海外ETF人気ランキングをもとに、
NISA海外ETF人気1位VYM、
2位SPYDとETH・SOLを比較しました
この記事で分かったこと
□ NISA人気1位はVYM
□ NISA人気2位はSPYD
□ VYMは幅広い高配当株へ分散
□ SPYDは高配当をより重視
□ 約2年9か月はETFが勝利
□ 5年間もETFが勝利
□ 約6年5か月は仮想通貨が圧勝
□ 5年間のETFは約432万円
□ 投資開始時期で勝敗は変わる
今回特に印象的だったのは、
約2年9か月だけでなく、
5年間でもVYM+SPYDが
ETH+SOLを上回ったことです
5年間では、
- VYM+SPYD:約432万円
- ETH+SOL:約317万円
となり、約115万円の差がつきました
VYM・SPYDは高配当ETFですが、
今回の結果では分配金だけでなく
ETF価格と為替による値動きも
資産増加に大きく貢献しています
一方、2020年4月まで遡ると、
SOLの非常に大きな上昇によって
ETH+SOLが圧勝しました
つまり今回の比較からも、
どの資産が一番強いかではなく、
いつ、何に投資したかによって
結果は大きく変わる
ことがよく分かります
私は高配当ETF、投資信託、
仮想通貨などそれぞれの特徴を見て、
複数の資産へ分散することが
重要だと考えています
私の実際の資産配分はこちらで公開しています
参考記事:投資ポートフォリオ公開|NISA・ロボアド・仮想通貨・CFDの資産配分と役割
※本記事のシミュレーションは
過去のデータを使った試算です
将来の運用成果を保証するものではなく、
投資判断は余剰資金と自己責任でお願いします

