「高配当株で人気の銘柄はどれ?」
「配当利回りが高ければ人気なの?」
「実際によく買われている高配当株を知りたい」
高配当株を探していると、
さまざまなランキングが見つかります
ただし、その多くは配当利回り順や
独自基準で選ばれたランキングです
そこで今回は、野村證券で
実際に買われた約定件数をもとにした
高配当株ランキングを紹介します
さらに、人気ランキング1位のNTTと
2位のトヨタ自動車について、
過去に100万円ずつ投資していたら、
いくらになったのか
独自にシミュレーションしました
比較するのは、私自身も保有している
仮想通貨のETHとSOLです
株価や仮想通貨価格の値動きと、
配当・ステーキング報酬を分けて計算し、
人気の高配当株は実際に強かったのか
を検証していきます

この記事がおすすめな人・読むと分かること
この記事がおすすめな人
□ 人気の高配当株を知りたい
□ 配当金を受け取りながら投資したい
□ NTTやトヨタへの投資を検討している
□ 人気銘柄の過去の成績も確認したい
□ 高配当株と仮想通貨を比較したい
この記事を読むと、次のことが分かります
この記事を読むと分かること
□ 実際に買われた高配当株TOP20
□ 人気1位・2位の銘柄
□ NTT・トヨタの過去の投資結果
□ 株価上昇と配当金それぞれの効果
□ ETH・SOLと比較した場合の結果
単に人気ランキングを見るだけでなく、
人気の高配当株に実際に投資していたら
どうなったのかまで確認していきます

高配当株の人気ランキングTOP20
今回参考にするのは、野村證券が公表している
「野村證券で買われた高配当株人気ランキング」
です
2026年6月1日~8月31日に
野村證券の個人口座で買われた銘柄から、
2026年9月2日終値時点で
予想配当利回り3%以上の銘柄を抽出し、
約定件数が多い順に並べたランキングです
出典:野村證券|高配当株人気ランキング(2026年6月~8月)
| 順位 | 銘柄 | 予想配当利回り |
|---|---|---|
| 1位 | NTT | 3.08% |
| 2位 | トヨタ自動車 | 3.19% |
| 3位 | 日本製鉄 | 3.47% |
| 4位 | ソフトバンク | 3.65% |
| 5位 | ソニーFG | 5.03% |
| 6位 | 東京海上HD | 3.15% |
| 7位 | JT | 3.88% |
| 8位 | 第一三共 | 3.47% |
| 9位 | 野村不動産HD | 4.73% |
| 10位 | ホンダ | 4.14% |
| 11位 | デンソー | 3.85% |
| 12位 | 三菱HCキャピタル | 3.62% |
| 13位 | JFE HD | 4.32% |
| 14位 | 第一生命HD | 3.90% |
| 15位 | アサヒグループHD | 3.43% |
| 16位 | 武田薬品工業 | 3.50% |
| 17位 | 川崎汽船 | 3.59% |
| 18位 | 積水ハウス | 4.25% |
| 19位 | AGC | 3.71% |
| 20位 | JR西日本 | 3.26% |
※予想配当利回りは2026年9月2日
終値を基準とした野村證券掲載値
このランキングで注目したいのが、
1位 NTT
2位 トヨタ自動車
です
今回はこの2銘柄を使って、
投資結果も検証していきます

人気ランキング=配当利回りランキングではない
ランキングを見ると分かるのが、
配当利回りが高い銘柄ほど人気
というわけではないということです
例えば、ランキング
1位のNTTは予想配当利回り3.08%、
2位のトヨタは3.19%です
一方、
5位のソニーFGは5.03%、
9位の野村不動産HDは4.73%です
出典:野村證券
つまり、
配当利回りの高さだけで
投資先が選ばれているわけではない
ことが分かります
高配当株を見るときは、
- 配当利回り
- 配当実績
- 業績
- 株価
- 財務状況
- 今後の成長性
なども含めて考える必要があります
配当利回りだけを見て投資すると、
株価下落によって配当以上の損失が
発生する可能性もあります

人気1位NTT・2位トヨタの配当は?
今回シミュレーションする
2銘柄の配当も確認しておきます
NTTの配当
NTTは2026年度に、
1株あたり年間5.4円
の配当を予定しています
2025年度の5.3円から増配となり、
予定どおりなら16期連続増配です
NTT公式では、2003年度と比べて
配当額が10倍以上に増えたとしています
トヨタの配当
トヨタは2026年3月期に、
1株あたり年間95円
の配当を実施しています
中間45円、期末50円です
トヨタは配当について、
安定的・継続的な増配に努める方針を
公式サイトで示しています
ここからは、この2銘柄が
実際にどれくらい資産を増やしたのかを
シミュレーションしていきます

NTT・トヨタとETH・SOLを比較する
今回は、
■ 高配当株チーム
NTT 100万円
トヨタ 100万円
■ 仮想通貨チーム
ETH 100万円
SOL 100万円
として比較します
両チームとも投資元本は、
合計200万円です
比較期間は次の3つです
| 比較 | 投資開始 | 終了 |
|---|---|---|
| ケース① | 2024年1月 | 2026年9月 |
| ケース② | 2021年9月 | 2026年9月 |
| ケース③ | 2020年4月 | 2026年9月 |
株については、
株価の値動き+受取配当金
仮想通貨については、
価格の値動き+ステーキング報酬
で計算します
税金や売買手数料は考慮していません
また株の配当金は再投資せず、
現金で受け取る前提です
ETH・SOLのステーキング報酬は
円に換金せず、
ETH・SOLのまま保有し続ける前提
としています
そのため、ステーキング報酬部分にも、
その後の価格変動が反映されます
ETHではステーキングによって
ETHそのものを報酬として得られます
SOLもバリデーターへ委任することで、
SOLによる報酬を受け取る仕組みです
出典:
Ethereum公式|ステーキング
Solana公式|ステーキング
なお、私は2019年から
仮想通貨への投資を続けており、
現在もETHとSOLを保有して
ステーキングを利用しています
今回も単純な価格比較ではなく、
実際の運用に近い形を意識して
ステーキング報酬を加えています

2024年から投資した場合はETH・SOLが勝利
まず2024年1月から
2026年9月まで比較します
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| NTT | 100万円 | 約109万円 |
| トヨタ | 100万円 | 約121万円 |
| ETH | 100万円 | 約139万円 |
| SOL | 100万円 | 約147万円 |
2銘柄を合計すると、
- NTT+トヨタ:約230万円
- ETH+SOL:約286万円
となりました
この期間では、
仮想通貨チームの勝利です
ただし、株チームも200万円から
約230万円まで増えています
値動きだけならどうなった?
配当とステーキングを除いて
値動きだけを見ると、
| 投資先 | 値動きだけの評価額 |
|---|---|
| NTT | 約99万円 |
| トヨタ | 約111万円 |
| ETH | 約129万円 |
| SOL | 約122万円 |
NTT+トヨタは約210万円、
ETH+SOLは約251万円です
この期間は報酬だけでなく、
値動きでも仮想通貨が上回りました
配当・ステーキング報酬だけを比較
値動き部分とは完全に分けて、
上乗せ額だけを見ると、
| 投資先 | 上乗せ額 |
|---|---|
| NTT | 約9.1万円 |
| トヨタ | 約10.6万円 |
| ETH | 約10.2万円 |
| SOL | 約25.0万円 |
株2銘柄の配当は約19.8万円、
仮想通貨2銘柄のステーキング上乗せは
約35.3万円です
2024年開始では、
値動き・報酬ともにETH+SOLが上回る結果
となりました

5年間ではNTT・トヨタが逆転
次は2021年9月から
2026年9月までの5年間です
ここでは結果が変わります
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| NTT | 100万円 | 約160万円 |
| トヨタ | 100万円 | 約166万円 |
| ETH | 100万円 | 約150万円 |
| SOL | 100万円 | 約167万円 |
合計すると、
- NTT+トヨタ:約326万円
- ETH+SOL:約317万円
となりました
わずかな差ではありますが、
人気高配当株チームが勝利しています
個別に見ると、SOLが約167万円で
4銘柄中トップですが、
NTTとトヨタの2銘柄がそろって
好成績だったため、2銘柄合計では
株チームが仮想通貨を上回りました

5年間では何が勝敗を分けた?
ここが、今回のシミュレーションで
特に面白いところです
最終評価額だけではなく、
値動きと配当・ステーキング報酬
を完全に分けてみます
値動きだけなら株チームが勝利
| 投資先 | 値動きだけの評価額 |
|---|---|
| NTT | 約139万円 |
| トヨタ | 約146万円 |
| ETH | 約126万円 |
| SOL | 約118万円 |
2銘柄合計では、
- NTT+トヨタ:約285万円
- ETH+SOL:約244万円
です
つまり5年間では、NTTとトヨタの
株価上昇がかなり効いていました
報酬だけなら仮想通貨が勝利
一方、配当とステーキングによる
上乗せ部分だけを見ると、
| 投資先 | 配当・ステーキング上乗せ |
|---|---|
| NTT | 約20.7万円 |
| トヨタ | 約19.9万円 |
| ETH | 約24.2万円 |
| SOL | 約49.6万円 |
合計すると、
- NTT+トヨタ:約40.6万円
- ETH+SOL:約73.8万円
です
こちらは仮想通貨が大きく上回りました
つまり5年間では、
報酬部分ではETH・SOLが勝利
したものの、
値動き部分でNTT・トヨタが
それ以上の差をつけた
ことで最終的に逆転しました
高配当株というと
配当金ばかりに注目しがちですが、
今回の結果を見ると、
最終的な投資成果には
株価そのものの値動きも大きく影響する
ことがよく分かります

2020年からではSOLが圧倒的
最後は2020年4月から
2026年9月までの約6年5か月です
| 投資先 | 投資元本 | 最終評価額 |
|---|---|---|
| NTT | 100万円 | 約199万円 |
| トヨタ | 100万円 | 約255万円 |
| ETH | 100万円 | 約3,167万円 |
| SOL | 100万円 | 約2億8,850万円 |
2銘柄合計では、
NTT+トヨタ:約454万円
に対して、
ETH+SOL:約3億2,017万円
となりました
ここだけは比較にならないほど、
仮想通貨が大きく上回っています
ただし、この結果を見て、
「仮想通貨の方が優れている」
と単純に考えるべきではありません
最大の理由は、
SOLを非常に早い時期から
100万円分購入した
という条件です
SOLの初期価格から
2026年までの上昇が極端に大きく、
結果を大きく押し上げています
また2020年開始のシミュレーションでは、
ETH・SOLともにステーキング報酬を
一定の前提で加えている期間があります
特にサービス開始初期は、現在と同じように
日本の個人投資家が簡単にステーキングできた
わけではないため、報酬部分については
参考シミュレーションとして見てください
したがって、この6年5か月の結果は
現在から再現できるものではありません

3期間を比較すると結果は大きく違った
今回の結果をまとめると、次のようになりました
| 投資開始 | NTT+トヨタ | ETH+SOL | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 2024年1月 | 約230万円 | 約286万円 | ETH+SOL |
| 2021年9月 | 約326万円 | 約317万円 | NTT+トヨタ |
| 2020年4月 | 約454万円 | 約3億2,017万円 | ETH+SOL |
2024年開始では仮想通貨、
5年間では高配当株、
6年5か月では仮想通貨と、
投資を始めた時期によって
結果が大きく変わりました
特に印象的だったのは、5年間の結果です
人気ランキング1位のNTTと2位のトヨタは、
配当金を受け取りながら株価も上昇したことで、
ETH+SOLをわずかながら
上回る結果になりました

高配当株と仮想通貨はどちらを選ぶ?
今回の結果だけを見て、
どちらか一方が優れていると
判断することはできません
それぞれ役割がかなり違います
| 比較 | 高配当株 | ETH・SOL |
|---|---|---|
| 収益源 | 株価+配当 | 価格+ ステーキング |
| 値動き | 比較的小さい | 大きい |
| 定期収入 | 配当金 | ステーキング報酬 |
| 大幅上昇の可能性 | 比較的限定的 | 大きい |
| 大幅下落リスク | ある | より大きい |
| 向いている人 | 配当も重視 | 値上がりも狙う |
私はどちらか一方だけではなく、
NISAで株式・投資信託、
仮想通貨ではBTC・ETH・XRP・SOLなど、
複数の資産へ分けて投資しています
高配当株と仮想通貨を直接比較した
別のシミュレーションでは、
JT・三菱UFJとETH・SOLも
同じように比較しています
参考記事:高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?配当vsステーキングを比較
米国株については、
VZ・PFEとETH・SOLを比較しました
参考記事:米国高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?
今回の記事と合わせて読むと、
- 日本の人気高配当株
- 日本の高配当株
- 米国高配当株
で結果がどう違うのかも
比較しやすくなります

私は人気ランキングを銘柄選びの入口として見る
今回使ったランキングは、
野村證券で実際に買われた
約定件数をもとにしています
そのため、
投資家から実際に買われている
高配当株を探す
という意味では参考になります
一方で、
人気がある=将来も儲かる
という意味ではありません
ランキング上位でも、
業績悪化や減配、株価下落が
起こる可能性はあります
私はランキングを見る場合も、
人気だから買うのではなく、
調べる銘柄を探す入口
として使うのがいいと思っています
実際、今回のシミュレーションでも
開始時期によって勝者が変わりました
過去に大きく上昇した資産が、
今後も同じように上昇するとは限りません
私はこれまでの投資でも、
利益が出たものだけではなく、
個別株や仮想通貨などで
損失を出した経験があります
その経験については、
こちらの記事でまとめています
参考記事:投資総資産を公開|元本2,296万円が5,564万円になった運用実績と全内訳
人気ランキングを見るときも、
順位だけで判断しないことが重要です

まとめ|人気高配当株は実際に強かった
今回は野村證券のデータをもとに、
高配当株の人気ランキングを確認し、
人気1位NTT、2位トヨタと
ETH・SOLを比較しました
この記事で分かったこと
□ 人気1位はNTT、2位はトヨタ
□ 人気と配当利回り順位は別物
□ 2024年開始はETH・SOLが勝利
□ 5年間ではNTT・トヨタが勝利
□ 6年5か月ではETH・SOLが圧勝
□ 5年間の値動きは株チームが優勢
□ 報酬部分はETH・SOLが優勢
□ 人気ランキングは銘柄探しの入口になる
今回特に興味深かったのは、
5年間ではNTT+トヨタが
ETH+SOLを上回った
ことです
高配当株は配当金だけでなく、
株価上昇も投資成果に影響します
一方、ETH・SOLでは
ステーキング報酬を得ながら、
大きな値上がりを狙える可能性がある
反面、価格変動も大きくなります
だから私は、
ランキングだけで投資先を決めず、
値動きと配当の両方を見る
必要があると考えています
高配当株、投資信託、仮想通貨などを
どう組み合わせるかについては、
こちらも参考にしてください
参考記事:投資ポートフォリオ公開|NISA・ロボアド・仮想通貨・CFDの資産配分と役割
※本記事のシミュレーションは
過去のデータを使った試算です
将来の運用成果を保証するものではなく、
投資判断はご自身の責任でお願いします
