「高配当株を買うなら、どの銘柄がおすすめ?」
「配当利回りが高い銘柄を選べばいいの?」
高配当株を探していると、まず目に入るのが
配当利回りランキングです
しかし、配当利回りが高くても、
その後に株価が大きく下がれば、
資産全体ではマイナスになる可能性があります
逆に、配当利回りだけでは
上位ではなかった銘柄でも、
株価上昇と配当を合わせると、
大きく資産が増えることもあります
そこで今回は、2026年9月末時点の
配当利回りランキングから、
東証プライムの高配当株を8銘柄抽出しました
そして、それぞれに2021年9月30日に
100万円を投資していたと仮定し、
株価の値動き+5年間の配当
で、2026年9月30日に
いくらになったのかを比較します
私は2017年から投資を始め、
NISAやロボアド、仮想通貨、株価指数CFD
などを使って、資産運用を続けています
実際に長期間投資してきて感じているのは、
利回りの数字だけでは、投資結果は分からない
ということです
今回はシミュレーションでも、
それがかなりはっきり表れる結果になりました

この記事がおすすめな人・読むと分かること
この記事は、こんな人におすすめです
■ この記事がおすすめな人
□ 高配当株に興味がある
□ 日本株のおすすめを知りたい
□ 配当利回りで選んでいいか迷う
□ 長期保有できる銘柄を探している
□ NISAで日本株を買いたい
この記事を読むと、
次のことが分かります
■ この記事を読むと分かること
□ 高配当株8銘柄の特徴
□ 100万円を5年間投資した結果
□ 5年間で受け取れた配当額
□ 株価と配当を合わせた結果
□ 配当利回りだけで選ぶリスク
□ 高配当株を選ぶときの考え方
私自身の現在の資産配分については、
こちらの記事で公開しています
参考記事:投資ポートフォリオ公開|NISA・ロボアド・仮想通貨・CFDの資産配分と役割

配当利回りランキングから8銘柄を抽出
今回は2026年9月30日時点の
配当利回りランキングをもとに、
東証プライム銘柄を抽出しました
配当利回り上位のユニソルHDについては、
2021年9月30日時点の株価がなく、
同じ5年間で比較できないため除外し、
次順位のベースを比較対象としました
ランキングの元データは、会社予想の
配当利回りを基準にしています
出典:Yahoo!ファイナンス
今回比較する8銘柄は、次のとおりです
| 順位 | 銘柄 | コード | 予想配当利回り |
|---|---|---|---|
| 1 | エニグモ | 3665 | 7.30% |
| 2 | フージャースHD | 3284 | 6.09% |
| 3 | オークネット | 3964 | 6.07% |
| 4 | エクセディ | 7278 | 6.03% |
| 5 | JAFCOグループ | 8595 | 5.95% |
| 6 | アリアケジャパン | 2815 | 5.93% |
| 7 | 高島 | 8007 | 5.86% |
| 8 | ベース | 4481 | 5.85% |
※今回比較する8銘柄内の配当利回り順位
ここで注意したいのは、この順位はあくまで、
2026年9月末時点の予想配当利回りの順位
ということです
5年前に投資した場合の成績順位ではありません
今回の記事では、この違いを検証します
出典:Yahoo!ファイナンス掲載「高配当利回り銘柄ベスト30 9月30日版」

高配当株8銘柄に100万円を5年間投資する
比較条件は、8銘柄すべて同じにしました
■ シミュレーション条件
□ 投資開始 2021年9月30日
□ 終了 2026年9月30日
□ 投資額 各100万円
□ 配当金は再投資しない
□ 税金・手数料は考慮しない
□ 株式分割を調整して計算
□ 端株まで買える理論値で計算
100万円を、
2021年9月30日の株価で購入
したと仮定します
その後5年間保有し、
2026年9月30日の株価で、
保有株式を評価しました
さらに、
期間中に受け取れる
1株当たり配当を積み上げ、
株価評価額+累計配当
を最終評価額としています
配当金は1回ずつ積み上げる
累計配当については、
現在の配当利回りを単純に
5倍した数字ではありません
2021年9月30日の購入後から
2026年9月30日までに、
対象となる配当を積み上げて
計算しています
配当を期間ごとに分解し、
各配当+各配当+各配当…
という計算式で5年間の累計額を出しました

100万円を5年間投資した結果
結果は、かなり大きな差になりました
| 順位 | 銘柄 | 最終評価額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 1 | 高島 | 約410.7万円 | 約+310.7万円 |
| 2 | エクセディ | 約396.1万円 | 約+296.1万円 |
| 3 | オークネット | 約254.0万円 | 約+154.0万円 |
| 4 | フージャースHD | 約225.7万円 | 約+125.7万円 |
| 5 | ベース | 約156.0万円 | 約+56.0万円 |
| 6 | JAFCOグループ | 約116.7万円 | 約+16.7万円 |
| 7 | アリアケジャパン | 約81.2万円 | 約▲18.8万円 |
| 8 | エニグモ | 約38.5万円 | 約▲61.5万円 |
※税金・売買手数料を考慮しない
シミュレーション結果です
100万円が最も増えたのは、
高島の約410.7万円
次いで、
エクセディの約396.1万円
となりました
一方、現在の配当利回りでは
8銘柄中1位だったエニグモは、
約38.5万円という結果です
現在の配当利回り順位と、
過去5年間の投資結果が
まったく違うことが分かります

5年間で高島とエクセディが大きく増えた
今回のシミュレーションでは、
高島とエクセディが大きく上昇しました
100万円からの最終評価額は、
■ 5年間の上位2銘柄
- 高島
約410.7万円- エクセディ
約396.1万円
となっています
単に配当を受け取っただけで、
ここまで増えたわけではありません
株価上昇の影響が非常に大きい
ことがポイントです
高配当株というと、どうしても
配当金ばかりに注目しがちです
しかし、実際の資産額は、
株価+配当の両方で決まります
私自身も投資を続ける中で、
利回りだけでなく資産全体がどう変化したかを
見ることを重視しています
実際の投資資産全体については、
こちらの記事で公開しています
参考記事:総資産公開|積立投資7年でいくらになった? ヒロヒロの資産運用ブログ

株価と配当を分けると違いが見える
最終評価額だけでは、
なぜ差がついたのかが分かりにくいため、
株価評価額と累計配当を分けて見てみます
| 銘柄 | 株価評価額 | 累計配当 | 最終評価額 |
|---|---|---|---|
| 高島 | 約334.6万円 | 約76.1万円 | 約410.7万円 |
| エクセディ | 約338.6万円 | 約57.5万円 | 約396.1万円 |
| オークネット | 約236.6万円 | 約17.4万円 | 約254.0万円 |
| フージャースHD | 約181.6万円 | 約44.1万円 | 約225.7万円 |
| ベース | 約134.6万円 | 約21.4万円 | 約156.0万円 |
| JAFCOグループ | 約93.4万円 | 約23.3万円 | 約116.7万円 |
| アリアケジャパン | 約71.9万円 | 約9.3万円 | 約81.2万円 |
| エニグモ | 約32.9万円 | 約5.6万円 | 約38.5万円 |
ここを見ると、
かなり分かりやすくなります
高島とエクセディは、
配当金だけでなく株価上昇が
資産を大きく押し上げました
一方、エニグモは
配当を受け取っていても、
株価部分の下落を補えませんでした
つまり、
■ 高配当株で重要なこと
□ 配当利回りを見る
□ 配当実績を見る
□ 株価推移を見る
□ 増配・減配を見る
□ 最後に総合リターンを見る
という順番で確認した方が、
投資結果をイメージしやすくなります

おすすめ1位は高島|100万円が約411万円
※ここでの「おすすめ1位」は、
今回比較した5年間のトータルリターンが
最も高かったという意味です
今回の比較で1位になったのは、
高島でした
100万円を投資した場合、
株価評価額 約334.6万円
さらに、
累計配当 約76.1万円となり、
最終評価額 約410.7万円
という結果です
100万円に対して、利益は約310.7万円です
配当だけでも大きいですが、
最終結果を押し上げたのは株価上昇です
高島の配当情報については、
同社IRでも確認できます
出典:高島|配当情報
今回の結果を見る限り、
高配当+株価上昇が組み合わさった
ときの強さがよく分かります

エクセディも100万円が約396万円になった
2位はエクセディです
最終評価額は、
約396.1万円となりました
内訳を見ると、
株価評価額が約338.6万円、
累計配当が約57.5万円です
高島と同じように、
配当だけで増えたのではなく、
株価上昇の寄与が大きくなっています
100万円からの利益は、約296.1万円です
1位の高島との差は、約14.6万円でした

配当利回り1位でも資産が増えるとは限らない
今回もっとも印象的なのが、エニグモです
2026年9月末時点では、今回抽出した
8銘柄の中で配当利回り1位でした
しかし、5年前に100万円を
投資したシミュレーションでは、
株価評価額 約32.9万円、
累計配当 約5.6万円で、
最終評価額 約38.5万円となりました
配当を受け取っていても、
株価下落の影響が大きければ、
資産全体ではマイナスに
なることがあります
ここは高配当株を選ぶときに
かなり重要なポイントです
現在の配当利回りが高いのは、
配当が多いからとは限りません
株価が下落した結果、
計算上の配当利回りが
高くなっているケースもあります

配当利回り順位と5年後の順位は違った
現在の配当利回り順位と、
今回の5年間の結果を比べてみます
| 銘柄 | 配当利回り順位 | 5年後順位 |
|---|---|---|
| エニグモ | 1位 | 8位 |
| フージャースHD | 2位 | 4位 |
| オークネット | 3位 | 3位 |
| エクセディ | 4位 | 2位 |
| JAFCOグループ | 5位 | 6位 |
| アリアケジャパン | 6位 | 7位 |
| 高島 | 7位 | 1位 |
| ベース | 8位 | 5位 |
特に対照的なのが、
- エニグモ 1位→8位
- 高島 7位→1位
という結果です
配当利回りだけでおすすめ順位を決めると、
実際の長期リターンとは大きくズレる
可能性があります

高配当株は利回りだけで選ばない
今回の結果からも、高配当株を選ぶときには
配当利回り以外も確認する必要がある
と分かります
配当が維持されているか
まず確認したいのが、配当の推移です
現在の配当利回りが高くても、
その後に減配されれば、想定していた
配当収入を得られない可能性があります
逆に、利益成長とともに配当が増えていく
企業なら、長期保有することで
受取配当が増える可能性があります
株価が長期でどう動いているか
次に株価です
高配当株であっても、株価が大きく下落すれば、
配当だけでは損失を補えない場合があります
今回のエニグモが、その分かりやすい例です
配当と株価を合わせて見る
最終的に重要なのは、
トータルリターンです
今回のシミュレーションでも、
- 高島 約410.7万円
- エクセディ 約396.1万円
- エニグモ 約38.5万円
と大きな差になりました
配当利回りだけでは、この差は分かりません
高配当株と仮想通貨の配当・ステーキングまで
含めて比較した記事もあります
参考記事:高配当株と仮想通貨はどっちが儲かる?配当vsステーキングを比較

日本の高配当株はNISAでも買える
日本の個別株は、
新NISAの成長投資枠でも購入できます
新NISAでは、
- つみたて投資枠 年120万円
- 成長投資枠 年240万円
を併用でき、
年間最大360万円まで投資できます
生涯の非課税保有限度額は1,800万円です
高配当株をNISAで保有するメリットの一つは、
配当や売却益を非課税で受け取れることです
ただし、
日本株の配当金をNISAで非課税にするには、
配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」
に設定する必要があります
通常の課税口座との違いや、
NISAで利益が増えた場合の税金については
こちらで詳しく解説しています
参考記事:新NISAなら利益100万円・500万円・1,000万円でも税金0円!
NISAの1,800万円という数字は、
利益を含めた評価額ではなく、
買付額(簿価)ベースの非課税保有限度額です
制度全体については、
こちらで詳しくまとめています
関連記事:新NISAの1800万円は何の上限?年間投資枠・旧つみたてNISAとの違いを解説【2026年版】

高配当株のおすすめ銘柄は目的によって変わる
今回の5年間では、
高島が1位になりました
だからといって、
今から高島を買えば、同じように4倍になる
という意味ではありません
また、今後も同じ傾向が続く保証もありません
今回の結果はあくまで、
2021年9月30日に投資して、
2026年9月30日まで保有した
過去5年間のシミュレーションです
株価も配当も、今後変わる可能性があります
そのため、高配当株を選ぶときには、
■ 高配当株を選ぶポイント
□ 現在の配当利回り
□ 過去の配当推移
□ 増配・減配の有無
□ 長期の株価推移
□ 業績と配当余力
□ トータルリターン
を合わせて確認した方がよいと考えています
「配当を多く受け取りたい」
「株価上昇も狙いたい」
「NISAで長期保有したい」
など、投資目的によっても選ぶ銘柄は変わります

まとめ|高配当株は株価と配当を一緒に見る
今回は、2026年9月末の配当利回り
ランキングから、東証プライムの
高配当株を8銘柄抽出しました
そして、
各銘柄に100万円を5年間投資した場合を、
株価と累計配当を合わせて比較しました
結果をまとめます
■ この記事で分かったこと
□ 5年間の1位は高島
□ 100万円が約410.7万円
□ 2位エクセディは約396.1万円
□ 配当利回り1位のエニグモは
約38.5万円という結果
□ 配当だけで結果は決まらない
□ 株価上昇・下落の影響も大きい
□ 利回り順位と5年成績は違う
□ 高配当株は総合リターンで見る
今回のシミュレーションで
特に分かりやすかったのは、
配当利回りが高い銘柄が必ずしも、
長期投資で最も資産を増やすわけではない
という点です
高配当株を探すときは、配当利回り
ランキングを候補探しの入口として使い、
そこから、
配当推移+株価推移+トータルリターン
まで確認するのが大切です
私は高配当株などの個別株だけに絞らず、
投資信託、ロボアド、仮想通貨、CFDなどに
資産を分けて、長期運用しています
実際に7年間運用した総資産の結果は
こちらで公開しています
参考記事:投資総資産を公開|元本2,296万円が5,564万円になった運用実績と全内訳
