「野村世界半導体株投資は、
どれくらい利益が出ているの?」
「信託報酬1.65%は高すぎない?」
「新NISAで積み立てても大丈夫?」
半導体関連の投資信託を探していると、
野村世界半導体株投資が気になる人も
多いと思います
このファンドは、NVIDIAやTSMCなど
世界の半導体関連企業に投資する
アクティブ型の投資信託です
2026年9月末時点では、
過去1年の騰落率が+74.5%と
高い運用成績を記録しています
一方で、信託報酬は年率1.65%と
低コストのインデックス投信より高く、
半導体株への集中投資による
大きな値下がりリスクもあります
私は2017年から投資を始め、2018年から
投資信託の積立を続けてきました
大学院では半導体製造プロセスや
デバイスを研究し、半導体業界で
勤務した経験もあります
現在はSBI証券の新NISA成長投資枠で、
野村世界半導体株投資を
実際に購入しています
2026年10月時点の私の実績は、
投資元本42.3万円に対して
評価額69.9万円でした
この記事では、公式データと私自身の
運用経験をもとに、利回り、手数料、分配金、
評判やリスクを詳しく解説します
■ この記事がおすすめな人
□ 野村世界半導体株投資が気になる人
□ 過去の利回りや分配金を知りたい人
□ 信託報酬1.65%が高いと感じる人
□ SOX指数投信と比較したい人
□ 新NISAでの購入を考えている人
□ 実際の投資結果を知りたい人
■ この記事を読むと分かること
□ ファンドの特徴と主な投資先
□ 過去の利回りと値下がりリスク
□ 手数料と分配金の仕組み
□ 評判と他ファンドとの違い
□ 私自身の運用実績
□ 新NISAでの購入方法
□ 自分に向いているかの判断材料
運用データは原則として
2026年9月30日時点のものです
過去の実績は将来の利益を
保証するものではありません

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)とは?
野村世界業種別投資シリーズ
(世界半導体株投資)は、
野村アセットマネジメントが
運用する投資信託です
世界各国の半導体関連企業を対象に、
企業分析を通じて投資先を選びます
基本情報|設定日・運用会社・純資産総額
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 野村世界業種別投資シリーズ (世界半導体株投資) |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント |
| 設定日 | 2009年8月27日 |
| 運用方法 | アクティブ運用 |
| 投資対象 | 世界の半導体関連企業 |
| 為替ヘッジ | 原則なし |
| 信託期間 | 無期限 |
| 決算日 | 原則6月28日 |
| 基準価額 | 341,060円 |
| 純資産総額 | 9,795.8億円 |
| 新NISA | 成長投資枠対象 |
基準価額と純資産総額は
2026年9月30日時点です
純資産総額は約9,796億円と大きく、
半導体関連の投資信託の中でも
存在感のあるファンドです
アクティブ運用とは?
投資信託には、大きく分けて
インデックス型とアクティブ型があります
インデックス型は、特定の指数に
連動する運用成果を目指します
一方、アクティブ型は
企業の業績や成長性などを分析し、
投資先や組入比率を決定します
野村世界半導体株投資では、企業の技術力、
価格決定力、利益構造や財務内容などを
投資判断に活用しています
比較対象となるベンチマークは、
世界の半導体関連企業を対象とする
MSCIの半導体関連指数です
ただし、アクティブ運用だから
必ず指数を上回るわけではありません
運用成績と手数料の両方を
確認することが重要です
NVIDIA・TSMCなどの組入上位銘柄
2026年9月末の組入上位10銘柄は
次のとおりです
| 順位 | 銘柄 | 組入比率 |
|---|---|---|
| 1 | NVIDIA | 30.2% |
| 2 | Broadcom | 12.6% |
| 3 | TSMC | 12.5% |
| 4 | Micron Technology | 7.9% |
| 5 | ASML | 7.4% |
| 6 | SK hynix | 6.2% |
| 7 | Applied Materials | 5.7% |
| 8 | Marvell Technology | 4.6% |
| 9 | Astera Labs | 2.7% |
| 10 | KLA | 2.5% |
NVIDIAとTSMCの合計は42.7%、
上位10銘柄の合計は92.3%です
組入銘柄数は26銘柄なので、比較的、
少数の企業に集中した投資信託といえます
例えば、NVIDIAはAI向け半導体、
TSMCは半導体の受託製造、
ASMLは半導体製造装置というように、
半導体産業の異なる分野に投資しています
一方で、NVIDIAの株価が下落した場合には、
ファンド全体にも影響が及ぶ可能性があります

野村世界半導体株投資の利回り・運用成績
野村世界半導体株投資を検討するときに最も
気になるのが、これまでの運用成績でしょう
ただし、過去の利回りが高くても、
今後も同じように上昇するとは限りません
過去1年・3年・5年・10年のリターン
2026年9月末時点のトータルリターンは、
次のとおりです
| 期間 | トータルリターン |
|---|---|
| 1年 | +74.52% |
| 3年 | 年率+63.37% |
| 5年 | 年率+46.67% |
| 10年 | 年率+37.88% |
3年・5年・10年は年率換算です
例えば、3年の年率63.37%は、3年間で
63.37%増えたという意味ではありません
一定期間の運用成績を
1年当たりに換算した数値です
ベンチマークとの比較
アクティブ型ファンドでは、
比較対象の指数に対して
どのような成績だったかも重要です
公式月次レポートの累積騰落率を
比較すると、次のようになります
| 期間 | 野村世界半導体 | ベンチマーク |
|---|---|---|
| 3カ月 | −4.7% | −3.7% |
| 6カ月 | +41.9% | +55.6% |
| 1年 | +74.5% | +79.2% |
| 3年 | +336.0% | +370.5% |
| 設定来 | +5,774.1% | +7,430.8% |
ベンチマークとは、投資信託の運用成績を
評価するための比較基準となる指数のことです
ファンドのリターンがベンチマークを
上回っていれば、比較基準より良い
運用成績だったと判断できます
反対に下回っていれば、
比較基準ほどのリターンを
得られなかったことになります
野村世界半導体株投資についても、
ベンチマークと比較することで、
運用成績を評価できます
2026年9月末時点では、表に示したすべての
期間でベンチマークを下回っています
これは、信託報酬が高いアクティブ型
ファンドを選ぶ際に見逃せないポイントです
なお、この表は分配金を非課税で
再投資したと仮定した累積騰落率です
実際の投資家の損益とは、必ずしも一致しません
基準価額と純資産総額の推移
2026年9月30日時点の基準価額は
341,060円でした
純資産総額は9,795.8億円です
ただし、基準価額の変化だけで、運用成果を
判断するのは適切ではありません
このファンドは分配金を出すため、
分配金支払い後の基準価額は
その分だけ低くなります
長期の運用成果を比較するときは、分配金
再投資ベースのデータを見る必要があります
なお、先ほど紹介したベンチマークとの比較は
分配金を再投資したと仮定した運用成績です
2026年9月末時点では、過去1年・3年・
設定来のいずれも、野村世界半導体株投資は
ベンチマークを下回っています
つまり、分配金を含めて比較しても、ベンチ
マークを上回る運用成果にはなっていません

標準偏差・シャープレシオから見るリスク
投資信託の評価では、リターンだけでなく
値動きの大きさも重要です
標準偏差は、一般に
リターンのばらつきを示します
シャープレシオは、
リスクに対してどれだけ効率的に
リターンを得たかを示す指標です
2026年9月末の
シャープレシオは次のとおりです
| 期間 | シャープレシオ |
|---|---|
| 1年 | 1.90 |
| 3年 | 1.79 |
| 5年 | 1.31 |
一般的に、シャープレシオは
1.0以上なら良好、2.0以上なら非常に優秀
と評価されることが多い指標です
野村世界半導体株投資は、
過去1年が1.90、3年が1.79、5年が1.31
となっており、いずれも良好な水準です
つまり、過去の運用では
大きな値動きがありながらも、
リスクに見合う高いリターンを
得られていたと評価できます
ただし、リスクメジャーは
5(高い)とされており、
値動きが小さいわけではありません
シャープレシオが良好でも、将来の損失リスクが
低いという意味ではない点には注意が必要です

野村世界半導体株投資の手数料は高い?
野村世界半導体株投資の
信託報酬は年率1.65%です
半導体関連の低コストインデックス投信と
比較すると、高い水準にあります
信託報酬1.65%とその他の費用
主な費用は次のとおりです
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 購入時手数料 | 販売会社・購入経路による |
| 信託報酬 | 年率1.65% |
| 信託財産留保額 | 売却時0.3% |
| その他の費用 | 売買委託手数料など |
信託報酬は、保有している間に
投資信託の財産から継続的に差し引かれます
購入時手数料は、販売会社によって異なります
また、信託財産留保額は
売却するときに差し引かれる費用です
ちなみに、手数料が高いと言われる
ことも多い、ウェルスナビの
通常手数料は年率1.1%(税込)です
野村世界半導体株投資の
信託報酬は年率1.65%なので、
ウェルスナビよりも0.55ポイント高く、
約1.5倍の水準になります
ただし、ウェルスナビは複数のETFに
分散投資するロボアドバイザーであり、
運用内容は大きく異なります
手数料だけでなく、投資対象や
運用方法も含めて比較することが大切です
ウェルスナビの手数料や実際の運用実績に
ついては、以下の記事で詳しく紹介しています
関連記事:ウェルスナビの手数料は高い?8年運用した私の本音とオルカン比較
100万円を保有した場合の費用
信託報酬1.65%を100万円に当てはめると、
年間約16,500円です
| 評価額 | 年間信託報酬の目安 |
|---|---|
| 10万円 | 約1,650円 |
| 50万円 | 約8,250円 |
| 100万円 | 約16,500円 |
| 300万円 | 約49,500円 |
| 500万円 | 約82,500円 |
実際の信託報酬は、日々の
純資産額に応じて計算されます
この表は評価額が1年間
変わらないと仮定した単純計算です
さらに、100万円相当を売却する場合には、
信託財産留保額0.3%として
約3,000円が差し引かれます
低コストのSOX指数投信と比較
前回の記事では、半導体投資信託
5商品を比較しました
その中でも、SOX指数に連動する
2商品は信託報酬が低いのが特徴です
| ファンド | 信託報酬 |
|---|---|
| 野村世界半導体株投資 | 1.65% |
| ニッセイSOX指数 | 0.1815% |
| 楽天・プラス・SOX | 0.176% |
野村世界半導体株投資は、
楽天・プラス・SOXと比べて
信託報酬率が約9.4倍です
ただし、投資対象や銘柄の選び方は異なります
手数料だけでなく、運用実績や投資先の
違いも合わせて比較する必要があります
5商品の詳しい比較は、
こちらの記事で紹介しています
半導体投資信託おすすめ5選|利回り・手数料・新NISA対応を比較

野村世界半導体株投資の分配金はいくら?
野村世界半導体株投資は、
原則として年1回決算を行います
2026年6月の分配金は、
1万口当たり18,000円でした
過去の分配金履歴
| 決算年 | 分配金 |
|---|---|
| 2026年 | 18,000円 |
| 2025年 | 8,000円 |
| 2024年 | 9,000円 |
| 2023年 | 4,350円 |
| 2022年 | 2,650円 |
| 2021年 | 2,800円 |
| 2020年 | 1,450円 |
分配金は、1万口当たりの税引前金額です
2026年の分配金は前年の2.25倍になりました
ただし、分配金は毎年同じ金額が
支払われるわけではありません
運用状況によっては、分配されない場合もあります
なお、分配金の「1万口」とは、
投資信託の保有数量を表す単位です
1万口の評価額は基準価額に相当し、
野村世界半導体株投資の場合、
2026年9月末時点では
341,060円となっています
2026年の分配金18,000円をこの基準
価額で割ると、約5.3%に相当します
ただし、これは9月末の
基準価額を使った参考計算であり、
正式な分配金利回りではありません
また、分配金はファンドの
資産から支払われるため、
分配した金額に相当する分だけ
基準価額が下がる仕組みです
そのため、分配金が多いからといって
その分だけ利益が増えるわけではなく、
分配金を含めたトータルリターンで
運用成果を判断することが大切です
分配金が出ると基準価額はどうなる?
投資信託の分配金は、
ファンドの資産から支払われます
そのため、分配金を支払うと原則として、
その金額に相当する分だけ基準価額が下がります
例えば、分配前の基準価額が
30万円だったとします
ここから1万口当たり1万円の分配金が
支払われれば、他の条件が変わらない場合、
分配後の基準価額は29万円です
分配金を受け取っただけで新たに
1万円の利益が生まれたわけではありません
また、分配金には普通分配金と
元本払戻金(特別分配金)があります
分配金の税務上の扱いは、
個人ごとの取得価額などにより
異なる場合があります
分配金再投資とトータルリターン
投資信託の運用成績を比較する際は、
分配金を含めたトータルリターンが重要です
分配金を受け取る場合と再投資する場合では、
その後の保有口数や資産の増え方が異なります
なお、新NISAで分配金を再投資する場合、
再投資分が新たな買付けとして扱われ、
非課税投資枠を使用する場合があります
自動再投資の取扱いは、証券会社や商品に
よって異なるため、事前に確認しましょう

野村世界半導体株投資の評判・口コミ
野村世界半導体株投資を評価するときは、
良い面と悪い面の両方を確認することが重要です
ここでは、確認できる商品データと第三者評価を
もとに、評価されやすい点と注意点を整理します
良い評判につながるポイント
このファンドの魅力として、
次の点が挙げられます
□ 過去の運用成績が高い
□ 世界の半導体企業に投資できる
□ NVIDIAやTSMCを組み入れている
□ 2009年からの運用実績がある
□ 純資産総額が大きい
特に、半導体関連企業の成長を
積極的に取り込みたい人には、
投資対象が分かりやすい商品です
悪い評判につながる注意点
一方で、注意したいのは次のような点です
□ 信託報酬が年率1.65%
□ 売却時に0.3%の留保額がある
□ 半導体業界への集中度が高い
□ 為替変動の影響を受ける
□ 大幅に値下がりする可能性がある
特に、投資先が半導体関連企業に
集中している点は重要です
半導体市場が好調なときには大きな利益を期待
できますが、業界全体が低迷した場合には
損失も大きくなる可能性があります
第三者評価・受賞歴は参考になる?
マネックス証券の商品ページでは、
2026年10月確認時点で
3年評価が5つ星となっています
ただし、こうした評価は過去の運用実績
などを、一定の方法で分析したものです
将来も同じ評価や成績が続くことを
保証するものではありません
口コミや評価を参考にするときは、投稿時期や
評価対象期間も確認することが大切です
出典:マネックス証券の商品評価

私の野村世界半導体株投資の運用実績を公開
ここからは、私自身の
実際の運用結果を紹介します
私は、SBI証券で野村世界半導体株投資
を購入し、新NISAの成長投資枠でも
積立投資を行っています
投資元本42.3万円が69.9万円に
2026年10月時点の運用実績は、次のとおりです
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資元本 | 約42.3万円 |
| 評価額 | 約69.9万円 |
| 評価益 | 約27.6万円 |
| 元本に対する損益率 | 約+65.2% |
投資元本42.3万円に対して、
評価額は69.9万円になりました
約27.6万円の含み益です
ただし、これは2026年10月時点の実績であり、
記事で紹介している2026年9月末の
ファンド成績とは基準日が異なります
また、含み益は確定利益ではなく、
今後の値動きで増減します
野村世界半導体株投資を選んだ理由
私が半導体関連企業に注目している
背景には、半導体分野での経験があります
大学院では半導体製造プロセスや
デバイスについて研究し、その後も
半導体業界で勤務した経験があります
半導体は、AIやデータセンター、自動車、
通信機器など幅広い分野で使われています
一方で、半導体企業といっても、設計、製造、
製造装置、メモリーなど役割はさまざまです
野村世界半導体株投資は、こうした
半導体産業の複数の企業に投資できる
点が特徴だと考えています
なお、私自身はNVIDIAやTSMCの
個別株も保有しています
そのため、半導体関連資産への
投資比率が高くなりすぎないかも
意識する必要があります
実際に保有して感じるメリット・デメリット
私にとってのメリットは、半導体関連企業への
投資を、投資信託として継続できることです
個別株だけに投資する場合と比べ、
自分で銘柄を選び直す手間を抑えられます
一方で、気になるのは信託報酬の高さです
年率1.65%の費用は、長期保有するほど
無視できない金額になります
また、半導体関連株は株価の変動が大きく、
短期間で評価額が大きく減る可能性があります
今後の積立方針
私は2026年10月から、新NISAの成長投資枠を
中心に、月20万円の投資方針へ変更しました
投資対象は個別株4銘柄と
既存の投資信託3銘柄です
野村世界半導体株投資も、
その中に含まれています
ただし、今後も必ず利益が出ると
考えているわけではありません
半導体市場の成長性だけでなく、
株価水準や投資資産全体のバランスも
確認しながら運用を続ける方針です

野村世界半導体株投資とSOX指数投信を比較
野村世界半導体株投資を購入する前に確認したい
のが、低コストのSOX指数投信との違いです
利回り・信託報酬・純資産総額を比較
野村世界半導体株投資と、
SOX指数に連動する投資信託2銘柄の
運用成績やコストを比較しました
| 比較項目 | 野村世界半導体株投資 | ニッセイ SOX指数 | 楽天・プラス ・SOX |
|---|---|---|---|
| 過去1年 リターン | +74.52% | +110.15% | +110.50% |
| 過去2年 リターン | +58.72% | 未確認 | 未確認 |
| 過去3年 リターン | +63.37% | +56.97% | ― |
| 信託報酬 (年率・税込) | 1.65% | 0.1815% | 0.176% |
| 純資産総額 | 約9,796億円 | 約1,560億円 | 約630億円 |
| 運用方法 | アクティブ型 | インデッ クス型 | インデッ クス型 |
※2026年9月末時点
※リターンは分配金再投資ベース。
過去2年・3年は年率換算値
※過去2年の「未確認」は、同一基準日の数値を
確認できていない項目
※楽天・プラス・SOXは2024年1月設定のため、
過去3年の運用実績なし
※純資産総額は概数
出典:
マネックス証券|野村世界半導体株投資
マネックス証券|ニッセイSOX指数
楽天投信投資顧問|楽天・プラス・SOX
myINDEX|外国株式ファンド比較
野村アセットマネジメント公式月次レポート
過去1年のリターンでは、
ニッセイSOX指数と楽天・プラス・SOXが
野村世界半導体株投資を上回っています
一方、過去3年では
野村世界半導体株投資が年率+63.37%、
ニッセイSOX指数が年率+56.97%となり、
野村の方が高いリターンでした
ただし、野村世界半導体株投資の
信託報酬は年率1.65%と高く、
SOX指数連動型の約9倍です
野村世界半導体株投資の大きな強みは、
約17年間の運用実績があることです
2009年8月に設定され、
リーマンショック後の回復局面や
コロナショックなど、さまざまな
相場を経験してきました
一方、ニッセイSOX指数は2023年、
楽天・プラス・SOXは2024年に設定された
比較的新しいファンドです
つまり、野村には約17年間の
運用実績があるのに対し、
比較した2商品はまだ運用開始から
数年しか経っていません
長期の運用実績の蓄積は、
野村ならではの強みといえます
ただし、長い運用実績があるからといって、
他の半導体ファンドより優秀とは限りません
実際、直近1年のリターンでは
SOX指数連動型を下回っています
また、過去の運用実績は
将来の利益を保証するものでもありません
投資先を選ぶ際は、短期のリターンだけでなく、
運用期間や手数料、組入銘柄の違いも
比較することが大切です
NVIDIA・TSMCの組入比率の違い
半導体投資信託では、NVIDIAとTSMCの
組入比率も重要な比較ポイントです
| ファンド | NVIDIA | TSMC | 合計 |
|---|---|---|---|
| 野村世界 半導体 | 30.2% | 12.5% | 42.7% |
| 楽天プラス SOX | 11.0% | 3.9% | 14.9% |
2026年9月末のデータでは、
野村世界半導体株投資の方が
2社への集中度が高くなっています
これは、2社の株価が上昇した場合には
有利に働きますが、下落した場合には
不利になる可能性もあります
ニッセイSOXの同基準日の組入比率は
確認できていないため、
この表では掲載していません
高い信託報酬を払う価値はある?
野村世界半導体株投資は、運用会社が
企業分析を行い、投資先を選定します
その運用方針に魅力を感じるなら、
選択肢の一つになります
一方で手数料を重視するなら、SOX指数に
連動する低コスト投信も有力です
2026年9月末時点では、野村世界半導体
株投資は過去1年・3年の累積騰落率で
ベンチマークを下回っています
そのため、少なくとも
「アクティブ型だから高い手数料に見合う
成績が出ている」とは言い切れません
より詳しい5商品比較は、
こちらの記事で紹介しています
半導体投資信託おすすめ5選|利回り・手数料・新NISA対応を比較【2026年版】

野村世界半導体株投資は新NISAで買える?
野村世界半導体株投資は、
新NISAの成長投資枠の対象商品です
一方、つみたて投資枠では購入できません
成長投資枠の対象商品
新NISAには、つみたて投資枠と
成長投資枠があります
| 項目 | 対応状況 |
|---|---|
| つみたて投資枠 | 対象外 |
| 成長投資枠 | 対象 |
| 成長投資枠での積立 | 可能 |
成長投資枠では、対象商品を一括購入する
だけでなく、積立購入することもできます
新NISAの成長投資枠は
年間240万円が上限です
制度の詳しい仕組みは、
こちらの記事で解説しています
成長投資枠とは?つみたて投資枠との違い・買える商品・使い方を解説
出典:マネックス証券の商品情報
SBI証券で実際に購入している
私はSBI証券の新NISA成長投資枠で、
野村世界半導体株投資を実際に購入しています
したがって、少なくとも私自身の
購入実績として、SBI証券の成長投資枠で
購入できることは確認済みです
ただし、取扱商品や
購入条件は変更される場合があります
実際に購入する際は、SBI証券の注文画面で
預り区分が「NISA成長投資枠」に
なっているか確認しましょう
購入前に確認したい注意点
購入時には、次の項目を
確認しておきたいところです
□ NISA成長投資枠を選択しているか
□ 購入時手数料はいくらか
□ 分配金の受取・再投資の設定
□ 積立金額と購入頻度
□ 売却時の信託財産留保額
□ 半導体関連資産への集中度
特に、投資信託を購入するときは、
口座区分の選択を間違えないよう
注意が必要です

野村世界半導体株投資は今から買っても遅くない?
半導体関連株は、AI需要の拡大などを
背景に、注目されています
しかし、成長産業への投資が必ず
高い利益につながるわけではありません
AI・データセンター需要と成長性
半導体は、AIの学習や推論、データセンター、
通信機器、自動車などに使われています
特にAI関連では、
高性能な演算用半導体に加え、
メモリーや製造装置などにも
需要が広がる可能性があります
ただし、需要が拡大しても、企業の利益や
株価が同じ割合で上昇するとは限りません
株価には将来の成長期待がすでに
織り込まれている場合もあるためです
半導体市況・株価・為替のリスク
半導体関連企業は、設備投資や
在庫調整の影響を受けやすい業界です
需要が減少した場合には、企業業績が悪化し、
株価が大きく下がることもあります
さらに、野村世界半導体株投資は
為替ヘッジを原則行いません
そのため、外国株式の価格が上昇していても、
円高によって円換算の評価額が下がる
場合があります
また、2026年9月版の交付目論見書では、
特化型運用を行う商品であることも
明記されています
少数の企業への集中投資がファンドの値動きを
大きくする可能性にも注意が必要です
おすすめな人・おすすめしない人
■ おすすめな人
□ 半導体産業の成長に期待している
□ 長期投資を考えている
□ 大きな値動きを許容できる
□ アクティブ運用に魅力を感じる
□ 資産の一部として保有したい
■ 慎重に検討したい人
□ 元本割れをできるだけ避けたい
□ 信託報酬を低く抑えたい
□ 短期的な利益を確実に得たい
□ 幅広い業種に分散投資したい
□ すでに半導体株を多く保有している
投資信託を選ぶときは、
過去の利回りだけでなく、
自分の投資目的やリスク許容度に
合うかを確認することが重要です
銘柄選びの基本については、
こちらの記事でも紹介しています
新NISAおすすめ銘柄の探し方|ランキング・無料ツールで選ぶ方法

まとめ|野村世界半導体株投資は長期実績が魅力だが手数料に注意
野村世界半導体株投資は、
2009年8月に設定された
世界の半導体関連企業に投資する
アクティブ型の投資信託です
今回の調査で分かったことを
まとめると、次のとおりです
□ 過去1年のリターンは
+74.52%と高水準
□ 2009年から17年以上の
運用実績がある
□ 過去1年・3年の累積リターンは
ベンチマークを下回る
□ 信託報酬は年率1.65%と高め
□ SOX指数連動型より
直近1年のリターンは低い
□ NVIDIAとTSMCの
組入比率は合計42.7%
□ 新NISAの成長投資枠で
購入できる
特に評価できるのは、
17年以上の長い運用実績と
高いリターンを残してきた点です
一方、信託報酬は年率1.65%で、
低コストのSOX指数連動型と比べると
約9倍の水準になります
また、過去1年・3年では
ベンチマークを下回っており、
高い手数料に見合う優位性が
明確に確認できるわけではありません
そのため、野村世界半導体株投資は
高いリターン実績を持つものの、
他の半導体ファンドより
とりわけ優秀とまでは言い切れません
私自身は、半導体分野での研究・業務
経験も踏まえ、このファンドを
新NISAの成長投資枠で購入しています
2026年10月時点では、
投資元本42.3万円に対して
評価額69.9万円となり、
含み益は27.6万円でした
ただし、半導体関連株は値動きが大きく、
過去の高いリターンが今後も続くとは
限りません
投資先を選ぶ際は、長い運用実績だけでなく、
信託報酬や組入銘柄、ベンチマークとの
比較結果も確認することが大切です
半導体投資信託を、複数の商品から比較したい
人は、こちらの記事も参考にしてください
